第32話

“第31話”
549
2020/10/10 11:12
ノア
ノア
それで話ってなんだい?
つむぎ
つむぎ
あの、、、旦那様は私の舞いに治癒能力があることを知っていたのですか?
ノア
ノア
……
ノア
ノア
うん。知っていたよ。
つむぎ
つむぎ
、じゃあ何故教えて下さらなかったのですか?!
その力があれば、、、私は!
ノア
ノア
つむぎにこの事を教えたらきっと誰かを助けるだろうなと思ったからだよ。
つむぎ
つむぎ
私は誰かを助けたいです。
ノア
ノア
うん、そう言うと思った。
ノア
ノア
でも1人の人間が助けられる数には限界がある。
ノア
ノア
そしてきっとつむぎは救えなかった人たちのことをすごく悔やんで自分のせいだと感じるとおもったんだ。
ノア
ノア
だから話さなかった。
つむぎ
つむぎ
…確かに、、、私が助けられる人の数は少ないかもしれません。
つむぎ
つむぎ
でも、私は1人でも多くの人が私が舞うことによって助かるのなら、少しでも多くの人を助けることができるのならこの能力を使いたいです。
ノア
ノア
それが、つむぎの本当の気持ちなんだね。
つむぎ
つむぎ
はい。
ノア
ノア
わかった。
ノア
ノア
どうやら、つむぎのことを私は甘く見ていたようだ。
ノア
ノア
知らないうちにこんなに大人になっているとは思わなかったよ。
つむぎ
つむぎ
私は…まだまだ子どもです。
ノア
ノア
…やっぱり行ってしまうのかい?
つむぎ
つむぎ
はい、そのつもりです。この力を使いこなせるように鍛錬もしなくてはいけないですし
ノア
ノア
わかった。たまには顔をだしておくれね。
ノア
ノア
…どうやら、私は少し寂しいらしい。
喜ぶ門出であるはずなのに。
つむぎ
つむぎ
もちろん、元気な姿を旦那様にお見せできるように頑張ります。
ノア
ノア
ふふ、嬉しいよその言葉が聞けて。
ノア
ノア
私はここをでるつむぎに謝らなくてはいけないとがある。
ノア
ノア
前に客の言うことは絶対に聞けと言っただろう。
ノア
ノア
私は自分のことしか考えてなかった。だからつむぎはどうなってもいいとさえ考えていたんだ。
つむぎ
つむぎ
ノア
ノア
今更謝っても許されないことは分かってる。
辛い思いも苦しい思いも地獄を沢山味わっただろうから。
ノア
ノア
でも謝らせて欲しい。
本当にすまなかった。
つむぎ
つむぎ
お顔を上げてください…!旦那様
ノア
ノア
つむぎ
つむぎ
確かにあの時は辛かったです…
でも、闇から救い出して旦那様です。
旦那様には感謝しかしていません。
ノア
ノア
ありがとう…つむぎ。
どうか幸せになって、、ね。
つむぎ
つむぎ
はい。旦那様も。
ノア
ノア
ふふ、私は十分幸せだよ。
この幸せな時が長く続けばいい。










でも、神様は私に味方してくれなかった。







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そろそろ、大きく物語が動きます。
読んでくださる方がこの展開を良く思われるかは微妙なとこですが自分が書きたいと思ったものを書きます(*^^*)
…とりあえずテスト勉強もファイヤ🔥

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