そう思って走る。すると、くらいくらい大きな庭のようなものがあって少し離れたところで、伊地知さんが帳を下ろしている
光景が見えているそして、その廃ビルの大きな庭を走る……これは大きな庭というより……呪力が大量に感じられる……もしかして、相手の正徳領域?
そう思いはっと周りを見渡してみふと一つ祠があるその前に所々黒いシミのある巻物が落ちていた。
そう思い読み漁っている
記憶を思い出す栞従文字と契異透文字から連なっているということに気づく……たしか……相手も同意で封印するすごく珍しいものに使われるのは契異透文字……栞従文字は……しおりのように目印を付けた魂の持ち主が生まれ変わって、ここに来た時……そのものに服従を誓うというもの……この二つの組み合わせで使われることはほとんどない。だって二つの文字を知っているのはとても賢い呪霊か御三家に近い縁のもののみ……そして私はこの巻物を読めて……ぱっと見でも読めるということは……私はこの呪霊に昔、前世の私が会ったことあるということだ。
和訳するとこんな感じだよね?
そんなことを思いながら見たまま私が読める中和訳を読む
そして最後の文で目をつぶるらしいというか、そんな気がする
深く息を吸って、最後の文を言う
するとふわりとお香の香りがした
金木犀の香りだ……甘くてふわりとした、暖かい香りこの感じの匂いスミレも混ざっているかもしれない
そして、仲間が増えたところで、
かん高い悲鳴が聞こえた
この声は、、。魅弄繰?!
続く
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!