[桜散る]の最後からになっています((。´・ω・)。´_ _))ペコリン
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悠仁視点
…嫌だ。このまま終わらせたくない…
咄嗟に俺はあなたの腕を掴んだ
そっか…悠仁達は何も知らないんだっけ……
私の口からは話したくない……苦しい思い出が頭をよぎるから……中学生の時がいちばん激しかった。殴る蹴るは当たり前……シカトも当たり前なのに私がシカトすると気が済むまでボコられる…見えないところに痣をつけられるせいで誰にも気ずかれず……誰にも救われなかった……
私も一緒にボイスレコーダーを聞いていた……
いつの間にか、泣き出してしまっていたようで顔が濡れている
ギュ
?!
半泣きの野薔薇が抱きついてきた…暖かい
悠仁や恵も涙を堪えている
𓂃◌𓈒𓐍𓂃 𓈒𓏸◌𓈒 𓂂𓏸𓂃◌𓈒𓐍 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸◌𓂃◌𓈒𓐍𓂃 𓈒𓏸◌𓈒 𓂂𓏸𓂃◌𓈒𓐍 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸◌
懐かしい夢を見た。
暖かい夢……陽だまりのような笑顔
笑あった青春時代の記憶
白い天井白い壁
たくさんの点滴
ピーピーピーピー
深い眠りに落ちたように体が痛い
少し成長し身長の高くなった悠仁……嗚呼……そっか……京都姉妹交流会の事件後にスパイとして仲直りして……真人達と協力して五条先生を封印しようとしたんだ……。それで…裏切られて…高専で事情聴取を受けて呪詛師になって…今なら行けると思って領域展開して高専のみんなを助けて…真人たちを倒して……いや……逃げられたかも……
そうだ、助けられたみたいだ。
そして私は病院を退院した。そして、呪術高専に戻り
今までの事を全て聞いた。真人達は死んだそうだ。呪霊はまだいるけど、平和だそうで……みんなは教師をしているらしい。悠仁はカウンセリングの先生…野薔薇は1年の担任恵は2年の担任
硝子さんと五条先生は今までどうりらしい
そして私は、ただの呪術師として生きている。住居はまだ呪術高専にある
部屋はまだ余っているからだそうだ
そしてまた、てんやわんやした、楽しい温かい日常が戻ってきた。
あの時選択を間違えていたらどうなっていたのだろう……
HappyEND
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。