莉犬くん「ああ…」
そして放課後になった
どこかに行っていた同じクラスの女子グループの子達が教室に帰ってきた
それから私は
雛「朝、「残れる?」って言ってたけど…どした?」
莉犬くん(雛ちゃん大丈夫かな…)
女子グループ「あー。んでさ、あんたなんで莉犬くんと仲良くしてんの?」
雛「え?!」
女子グループ「えじゃねえんだよ(蹴る)」
雛「痛っ…」
莉犬くん(あっ…!)
雛「ごめん…」
莉犬くん「やめて!!!!」
女子グループ「あ!莉犬くん!!あのね〜、雛ちゃんが莉犬くんの悪口言ってたから」
雛「え…?」
莉犬くん「俺ちゃんと知ってるからな、あそこで見てた。雛ちゃんがそんなこと言ってないのは分かってる。これ以上雛を蹴るのはやめて。」
莉犬くん「行こう、雛」
雛「うん…」
女子グループ「チッなんだよ」
私は莉犬くんが見ていると思っていなかった。
莉犬くんが言ってくれたおかげてなんとか私は助かった。
雛「莉犬くん…見てたの?」
莉犬くん「うん 見てたよ」
雛「莉犬くんのおかげで助かった。ありがとう」
莉犬くん「雛になんかしたら俺が許さないから」
雛「莉犬くん… (;;) (抱きつく)」
莉犬くん「うお!笑大丈夫だから。(頭なでる)」
雛「いいいいいい(泣)莉犬くん…」
莉犬くん「うん?」
雛「なんでもないっ」
莉犬くん「なに〜!?」
雛「にひっ笑 なんもないよっ!」
この時私は莉犬くんのことが好きになったような気がした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。