……おかしい。いつもなら
って笑顔でこっちに来るあなたが,今日は来ない
どこか行っちゃったかな
でも,靴はある
自分の部屋?
おかしい
いつもより声めっちゃ低い
絶対おかしい
いつも,1日3食,規則正しく食べるあなたが,夕御飯食べないなんて……
電話)
プルルプルル
電話?
珍しいな……
友達かな?
今の人……人の話,最後まで聞けよっ!
絶対大丈夫じゃないよ
ムリしてる
断ればいいのに,なんで断らなかったんだろ?
そんな事を考えていると,いつの間にか2時間も過ぎていた
それでも,あなたは帰って来なかった
ラインも,何もきていなかった
気がついたら,
と,探していた
ただ探していても,あなたは見つからない気がした
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と,ラインで聞きまくっていたら
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ってことで,今から向かおうと思います
なんだろ?
なんか嫌な予感する……
その声は橋の下から聞こえてきた
見ると,男女3人くらいの人達が,見覚えのある女の子を突き飛ばしているところだった
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……今の,首コテンって,めっちゃ可愛かった!
ヤバい
この人,俺を殺す気!?
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なんか1人,言わないでほしいこと言おうとしてる!
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家にとーちゃく
あなただって,いくら家族でも言いたくない事はあると思う
俺だって,言わないことあるし
なんで?
俺,そんなに頼りにならない?
知らなかった
あなたがこんな事抱えてたなんて
あれ,あなた泣き止んだのかな
泣き声聞こえなくなった
あーどうしよう
このままでもいいけど,あなた風邪ひくだろうし,嫌われたくないから,部屋までつれてくか
起こすのはかわいそうだし……お姫様抱っこでもしてくか
めっちゃあなた軽いんですけど
ご飯はちゃんと食べてる……はず!
でもこんなに軽いとか,すごっ
この後,あなたをベットに寝かせてから,あまりにもかわいくてこっそりキスしたのは,俺だけの秘密
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。