と突然叫び角名の動きを止める侑
お願い…叫ばないで…頭が割れてしまう…
そんな私の願いも虚しくさらにドンドンと音を鳴らしながら来る侑
と言い出す侑に角名は目を見開く
と突然角名から私を奪い取ろうとする侑
けど角名も私を離そうとはしてくれなくて私の体を引っ張り合う形になる
と突然北さんが入ってきて一瞬でその場が凍りつく
いや男バレの主将さんまで固まってるじゃん
と淡々と答えて角名の腕から降りると北さんに支えられながら体育館へ向かう
と少しクスクスと笑う北さん
その姿はあまりにも美しくて女神かと思った
保健室には先生が居なくて代わりに北さんがテキパキとアイシングを作ってくれて額の手当もしてくれる
と言いながら絆創膏を貼ってくれる
と言って最後に私の頭を撫でてから出ていく北さん
なにあの人神なのかな?
けどそれより頭ががんがんとしていて何も考えられない
そして私は横になり目を瞑る
そしてそのまま意識を手放した
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。