第44話

神降臨
2,129
2020/09/05 14:34
宮侑
ちょい待ちいや!!!!!










と突然叫び角名の動きを止める侑














お願い…叫ばないで…頭が割れてしまう…














そんな私の願いも虚しくさらにドンドンと音を鳴らしながら来る侑


















宮侑
俺が責任持ってあなたを保健室へ送り届けたる








と言い出す侑に角名は目を見開く









宮侑
その腕離せや!





と突然角名から私を奪い取ろうとする侑









角名倫太郎
ちょっと…やめてよ
そういうことするとあなたがちぎれる







けど角名も私を離そうとはしてくれなくて私の体を引っ張り合う形になる












宮侑
知らんわ!お前が離せや!
角名倫太郎
侑が離しなよ
北 信介
もうええ







と突然北さんが入ってきて一瞬でその場が凍りつく












いや男バレの主将さんまで固まってるじゃん






















北 信介
お前らアホなんか?
怪我人を引っ張り合うなんて殺そうとしとるようなもんや
もうええ。俺が連れていく







と淡々と答えて角名の腕から降りると北さんに支えられながら体育館へ向かう

















北 信介
すまんな〜うちのもんが
貴方
大丈夫です…慣れてます
北 信介
せやろうなぁ









と少しクスクスと笑う北さん


















その姿はあまりにも美しくて女神かと思った















保健室には先生が居なくて代わりに北さんがテキパキとアイシングを作ってくれて額の手当もしてくれる



















北 信介
自分女の子なんやから顔をちゃんと守らなあかんで





と言いながら絆創膏を貼ってくれる













貴方
すみません…何から何まで
北 信介
ええよ
今はしっかり休みな。監督とチームには俺が言っとくわ。








と言って最後に私の頭を撫でてから出ていく北さん




















なにあの人神なのかな?





















けどそれより頭ががんがんとしていて何も考えられない



















そして私は横になり目を瞑る





















そしてそのまま意識を手放した


























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