第30話

もやもやする
2,436
2020/08/31 13:49



私は朝の角名の様子にもやもやして屋上にいって確かめようか迷ったけどなんか嫌な予感がして行けなかった











貴方
はぁ…
山本 りさ
どうしたんあなたがため息なんて
立花 南
珍しいなぁ




今4人で一緒に中庭でお昼ご飯を食べていて




中庭は人が居ないから私達のお気に入り








貴方
いや…別に…
森山 千里
いや絶対なんかあるやろー!
貴方
いや、実はn
宮治
お、あなた達やん




と声を掛けられ振り向くとそこには治と銀島の姿があった














銀島結
俺らも混ざってええ?
森山 千里
ええよ







とすんなり会話に入ってくる2人










山本 りさ
侑達とは一緒じゃないんや?
宮治
さすがに学校でもずっと一緒やったら頭イカれるでほんま
貴方
それはあるな






と頷く







銀島結
なんの話してたん?
立花 南
いやなんかあなたがため息ついとるから理由聞いてたん
宮治
そうなん?
どうしたんあなた?





とまた不思議そうに見てくる5名







貴方
いや角名なんか偉く機嫌良かったなぁと思って
 



と素直に答えると



銀島以外の4人はああとニヤついて見てくる








銀島結
そういやそうやったなー何があったんやろか?





何も知らない銀島も首を傾げる












すると治が何故か私を気まずそうに見つめる
















宮治
今日な帰ってくるんよ




とゆっくり声を出して言う治





宮治
石堂奏(イシドウカナデ)が





と名前を出す治













銀島結
誰なんその人
山本 りさ
うち知っとる!!!!!
4年前に卒業した稲荷崎の女子バレー部でセッターで絶対的エースだった人や!!!!!
立花 南
うちも知っとる!
当時の高校女子NO.1セッターよな?







それなら私も知ってる














私は彼女のプレーを見て凄く憧れて






本当は兵庫なんて行きたくなかったけど憧れの人の母校に行けることはほんとに私にとって素晴らしい事だと思って入学した













つまり私の大尊敬してる先輩だ














その人が角名とどんな関係なの?

















宮治
奏はなまぁ角名のいわゆる幼馴染なんよ
山本 りさ
えええええ!!!???
ほんま!!!凄いやん!!!!





その場にいる全員が驚く














角名と石堂さんにそんな接点があったとは…
















すると治はまた私をちらっとみると







こう続けた




























宮治
そして角名の長年想い続けてる初恋の人なんよ

プリ小説オーディオドラマ