朝の騒動のおかげですっかり私は注目されていてどこへ行っても後ろ指をさされた
まだ3限しか終わってないのに疲れはピークに達していて過労死しそう…
といつまでもツボっているりさ
こっちの気も知らずに…
あんな事しでかしたんだからいつ宮一号が来てもおかしくないのに…
幸い私は7組で宮宗教はいつも1組〜3組らへんの教室へ向かってるから多分クラスは離れている
けどあのプライドの高そうな宮のことだ…
絶対にうちのこと探し出して殺す気なんだよ…
とまだツボっているりさを横目に鞄からイヤホンと携帯を持って教室を出る
そのまま屋上へと向かい
屋上の扉を開ける
あまりのいい天気に先程の事なんて頭から吹っ飛ぶ
いいや宮宗教なんて
調子乗ってて腹たってたからいい気味
と思いながら屋上の奥の方にある日陰へと移動する
けどそこには先客がいた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!