第13話

No.12
87
2022/11/25 06:41
海斗
それって…どういう…
渚は静かに話し始めた。
ごめんね、隠してて
まさかこんなことになっているとは
思ってなかったの
蒼空
…は、え?
どーなってんだよ…
状況が混乱しすぎて理解が追いつかない蒼空は少しイライラしている。
半魚人
女王…
半魚人
い…今すぐ戻って、海の統一を!!
よく分からない半魚人も混乱しているようだった。

海斗
誰が女王で、統一がどうのとか
どうでもいいから
海斗
とりあえず…波を返せ
海斗も、なかなか波を離そうしない半魚人に、少々イラついているようだった。
半魚人
女王が戻ると言ってくださればな
海斗
渚さん……?
戻らないとか、言いませんよね?
嫌な予感が漂う空白の時間が流れた。
そうね……
波とためにも海斗のためにも
もう一度、私が玉座につくと伝えなさい
半魚人
了解いたしました
半魚人
おい、海斗
海斗
なんだよ
半魚人
この小娘はお前に返す
半魚人
だが、我々が陸の民を許したのでは
無いからな
海斗
そんなの知らねぇよ
とりあえず早く返せ
蒼空
おい待てよ!
なんで波が気を失ってるんだよ
終始、頭に血が上っていた海斗は気が付かなかったが、そういえば、波はずっと気を失ったまま半魚人の肩に乗っていた。
蒼空
何があったのか説明していけよ!
半魚人
まぁ、海底で散々働いてもらったからな
そう言う半魚人はかすかに笑みを浮かべていた。
海斗
は、お前…波に何をした!
なにかに取りつかれたかのように、大声で笑いだした半魚人。その場に、波を置くというより落とし、海斗たちの方へ右手を突き出した。
半魚人
はっはっは!
女王が戻れば全員用済みだぁ
半魚人
海の民の存在を知る陸の民が増えては、またいつ攻撃してくるか分からぬ!
…!
海斗の目の端で、渚が走ってくるのが見えた。

海斗も蒼空も、目の前の状況に理解が追いつかず、ただ得体の知れない恐怖と、波の扱いに対する怒りに支配されていた。
…逃げろ…!!
渚の大声で我に返った2人は咄嗟に身をよじり、足掻くように半魚人から離れようとする。
それと同時に、目を開けられないほどの眩しい閃光が辺りを支配する。体に無数の拳がぶつけられたような感覚が、2人を襲う。
しばらくそれが続いたあと、恐る恐る目を開けた2人。自分の体を見てみると、あの閃光にしては、傷が少ない。あの光だと、もっとボロボロになっていてもおかしくなかったのに。
まさかと思い、目の前を見上げると、信じ難い光景があった。





海斗
な…み…?
蒼空
なん…で…









作者
ほんとに遅くなってごめんなさい🙇
作者
いろいろと行事が立て込んでいるので、しばらくは2,3週間に1話のようなペースになってしまう可能性が高くなります💦ごめんなさい🙇

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