佐「ギリギリ間に合った…」
思い足引きずり気味に客席についた。
三年生女子の部には俺たちの部員の朝日七海という人がいる。
そいつは中学一番早いのだ
佐「まさか朝日には勝てないだろ。」
そう思いながら客席から眺めていた。
ア「ここで選手の紹介をします。
1レーン朝日七海
2レーン手塚 花
3レーン朝凪 風夏
4レーン手塚 美琴
5レーン手塚 あなた
6レーン林 雅美」
手塚?めっちゃいるw
係「位置について、よーい」パァン!
選手みんなが勢いよく走り出した中で1人だけ
ズバ抜けて早い奴がいた。
佐「あいつだ…」
俺のことを助けてくれた女子だった。
?「よっしゃぁぁぁぁぁい!!!!!」
そして一位の女子は太陽のような笑顔で笑っていた
佐「ッ…!」
俺に向けられていない笑顔だと分かっていても
何故か鼓動が早まった。
佐「いやいやいや…一目惚れとか…ないない…」
自分の中で必死に否定した。
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そして表彰式になった。
ア「長距離3000m男子の部 一位
佐藤勝利。」
「「キャァァァァァァァァァァァ!!!!!」」
代「よく頑張りましたね」
俺は代表の人から賞状とメダルを渡された。
そして短距離の表彰も行われた
ア「続いて100m・400mリレー女子の部 一位
手塚あなた」
貴「ありがとうございます!」
そう言ってまた笑った顔に
俺の鼓動は早くなるばかりだった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。