第13話

早い人 佐藤Side
1,383
2018/02/12 13:13
佐「ギリギリ間に合った…」


思い足引きずり気味に客席についた。


三年生女子の部には俺たちの部員の朝日七海という人がいる。

そいつは中学一番早いのだ


佐「まさか朝日には勝てないだろ。」


そう思いながら客席から眺めていた。




ア「ここで選手の紹介をします。

1レーン朝日七海

2レーン手塚 花

3レーン朝凪 風夏

4レーン手塚 美琴

5レーン手塚 あなた

6レーン林 雅美」



手塚?めっちゃいるw



係「位置について、よーい」パァン!





選手みんなが勢いよく走り出した中で1人だけ

ズバ抜けて早い奴がいた。




佐「あいつだ…」


俺のことを助けてくれた女子だった。




?「よっしゃぁぁぁぁぁい!!!!!」


そして一位の女子は太陽のような笑顔で笑っていた



佐「ッ…!」


俺に向けられていない笑顔だと分かっていても

何故か鼓動が早まった。




佐「いやいやいや…一目惚れとか…ないない…」


自分の中で必死に否定した。








********




そして表彰式になった。


ア「長距離3000m男子の部 一位

佐藤勝利。」


「「キャァァァァァァァァァァァ!!!!!」」


代「よく頑張りましたね」

俺は代表の人から賞状とメダルを渡された。



そして短距離の表彰も行われた



ア「続いて100m・400mリレー女子の部 一位

手塚あなた」


貴「ありがとうございます!」



そう言ってまた笑った顔に

俺の鼓動は早くなるばかりだった。

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