第2話

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2019/05/22 10:57
私が小学生の頃





1人でお婆ちゃん家に行く途中の話だ。


あなた
あなた
寒い〜


その日は極寒の真冬にも関わらず





マフラーを忘れてしまった私。





雪が降る中、駅で電車を待っていた。





《✖️✖️行き電車が止まります〜…》





とアナウンスが流れるも、私が乗る電車ではなく





肩を落とす。


あなた
あなた
次かな…


プーっと電車が鳴くと同時に頭に何かが落ちてきた。


あなた
あなた
え、何!?


取ってみると黒いマフラーだった。





目を電車に向けると





1人の私と同じぐらいの男の子が微笑みながら電車に乗った。


あなた
あなた
ま、待って!!


と手を伸ばすも届くはずがなく





扉は閉まってしまう





すると男の子は口パクでこう言った気がした。













「あげる」





私はキョトンとした顔で走り出す電車を見続けた。

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