【テヒョンside】
あいつをフって良かったと思った。
「グクと3人で…」って言った瞬間
あいつと一緒で同じ事するんだと。
だからあいつから話しかけられても、
同類としか見えない、それで冷たく当たる。
けどなぜか、心の奥でズキッと痛む。
今日は早く学校に着いた。
そしたらウォンってやつが先に来ていた。
席に座るとウォンはあいつの席に座ってきた。
女からこういう事で心配されたのは初めてだった。
そう簡単に済ませたら、ウォンは…
その言葉は俺の見えない壁を壊した気がした。
と1人で話していく。
それを見て、俺の口角が上がっていくのが分かる。
チャイムが鳴るとあいつとグクは席にいなかった。
やっぱりあいつはグク狙いだったんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。