今日もまた
学校へ
行かなきゃ行けないのはわかってる
だけど行きたくない
お勉強が嫌いな訳では無い
私を苦しめているもの
それは
がらがら
女1「今日も来たのー?w」
女2「え、よくこれるねw」
女5「こんな地味な格好して学校来るなんて度胸あるねぇw」(おさげにしてる髪の毛を弄り)
女4「ねえ、やめな!汚いよ!」
女5「うわぁー、、最悪、、」
女6「手洗いに行こ!」
女5「そうだね!」
いつもそう
こんな私に優しく接してくれる人はいない
がらがら
先「みんな揃ってるかー?今日はテスト返しだけー」
生徒「やったー!」
先「じゃあまずは姫野ー」
「、、、」(席をたち)
先「はい、これ全部のテスト
今回もよく頑張った
次回も頑張れ」
思ってもいない言葉をかけられても嬉しくない
私は喋らない
私は笑わない
もう二度と喋りたくない
もう二度と笑いたくない
先「みんなも姫野を見習うことー
姫野は毎回テストで全ての教科90点以上を取っている」
男4「え、あいつが?w」
男6「嘘だろ?w」
男3「いつも授業聞いてねーじゃんw」
女4「え、カンニング?w」
私のことを信じてくれる人なんていない
私は生きてる価値がない
私があの人と出会うことになるのはもう少し先の話、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。