第12話

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2022/05/23 11:07
瑞「んぅ…」
AM2時くらい。

作ちゃんの腕の中で眠っていたはずの瑞稀くんが突然起きた。
蒼「瑞稀くん。起きた?」
それに答えるように、瑞稀くんは俺に向かって手を伸ばした。
蒼「ふふ。おいで」
瑞「むぅ…」
蒼「…笑ちょっとスマホうるさかった?ごめんね。なかなか眠れなくてさ…笑」
瑞「?」
蒼「いや…あのね。珍しく弟と喧嘩してさ…。ほんとにくだらない事なんだけど、喧嘩とか滅多にしないからどうすればいいかわかんなくて…笑」
…あれ?笑

なんで俺こんな話してんだろ?

瑞稀くんと会話ができる訳じゃないのに。

視界もぼやけてくる。

こんなつもりじゃなかったのに…。
瑞「う」
蒼「瑞稀くん、?」
瑞「あーうぅ」
そう、瑞稀くんは小さな体で俺の事を抱きしめた。

それが嬉しくて、目に溜まっていた涙がいっぱい溢れた。

俺は、他の3人を起こさないように、静かに泣いた。

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