✧五条悟の場合
そう言って私の後ろをちょこちょこついてまわる五条先生
反応が可愛くてすこし意地悪をしてみた
そう呟き、つけていたアイマスクをとってあの超美形顔で下から覗いてきた
いわゆる下から目線
実際私も何度か悟と呼ぼうとしたことがある
だが、慣れなくて恥ずかしくやめてしまった
チラッと見ると言わないと許さないというオーラを纏った笑顔の五条先生がこちらを待っていた
自分の頬が赤くなる感覚を感じながら顔を見ると私以上に赤面している悟
気まずそうにそっぽを向く悟
しばらくして、いつも通りの余裕顔に戻るとぎゅっと抱きしめられ耳元で「すき」と呟かれた
いつも余裕な五条悟が名前を呼ばれただけで赤面する
それからはどんなに機嫌が悪くても名前で呼ぶと上機嫌になりデレデレし始める
五条悟の照れ顔とか顔面国宝すぎる←
✧七海健人の場合
先程から突き刺さる視線
あの健人が急に体調を心配してくるからえ?とマヌケな声が出てしまった
健人の言うことに確かにと納得した
普段そんなことを言ってこない彼からそう言われたのでつい調子に乗りニヤニヤしながらきいてみた
てっきり否定の言葉がくると思っていたため予想外の言葉に照れてしまった
近くにいると特に何も言わないしなんなら離れてと言うが近くに来てくれないとこうやって誘ってくる
いや、そうであって欲しい
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。