第11話

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2019/05/25 09:38


あたしside


あの時 、当てないようにするなんて言ってたけど 、女の先輩が横から見てたから当てないなんてのはむりで結局ファーストキス取られちゃったんだよ


でもなぜだか嬉しく感じて離れたくないって思ったの


でも風磨くんはすきになっちゃいけない人のような気がしてこの感情は隠しておこうって決めたの




「 こないだはほんとにごめんな?」

『 いえ 、風磨くんの役に立ててよかったです 』

「 すげえ役に立ったよ 」



ありがとうなって笑いながら何回も頭を撫でてくれてこの時間がずっと続けばいいななんて思っちゃったりして

このまま離れたくないですなんて言えなくてわたしも笑いながらただ撫でられてることしかできないのが悔しくて


「 じゃあな 」

『 はい 』



風磨くんは帰っちゃうんだ
わたしがなんにもできないから
無力だから風磨くんを振り向かせることなんて出来ないんだ




瑞稀「 あなた 」

『 瑞稀くん 』

瑞稀「 あれ風磨くんでしょ 」

『 なんで?』

瑞稀「 いや 、あなたの彼氏でクラスで話題になってるよ 」

『 ・・・はあ?!』



ちょっとまって聞いてないよ?



瑞稀「 なに?違うの?」


『 ちがう 、はず?』




どういうことよ




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