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あたしside
『 あの 、風磨っていますか?』
「 あー 、笑
噂のね 、彼女ちゃんか笑 」
『 え?』
「 いやいや 、なんでもないよ笑
菊池なら 、生徒指導室 」
『 せいと 、?指導室?』
風磨何やらかしたの?
ねえ?なんか悩んでることあるなら言ってよ?
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美桜「 まーだ風磨くん待ってんの?」
『 ん?ふふ 、うん 。』
美桜「 暗くならないうちに帰りなね 」
『 ありがとう 』
「 ·····っから!··········いって!!」
「 ·····んな···············んだよ 」
「 ··········は·····くない!」
「 ·····いつが··········って·····だよ!」
指導室から漏れてくる風磨と誰かと先生の声
あんなに風磨がガミガミ怒ってるの初めて見た
「 もういいです 。失礼します 。 」
「 ちょっとまて菊池!」
ガラガラ
風磨「 んだよ 、、、って 、あなた 」
『 おそ 、かったね 、』
風磨「 ずっといたの?」
『 うん 、』
風磨「 そっか 」
『 でも、!なんにも 、なーんにも聞こえなかったから 、!』
風磨「 ん 、、帰ろうか 」
『 手 、繋いで 』
風磨「 ごめん 、そういう気分じゃなくて 」
『 やだ 、』
風磨「 ほんとごめん 」
『 風磨さ 、1人で全部抱え込まないで?
あたしだってなにか風磨に出来ることがあるかもしれないのに 、1人で抱え込まれたら何にもできないんだよ?』
風磨「 別に1人で抱えてるつもりなんてない 」
『 もういい 、!!
もう風磨なんてしらない!』
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!