・
あたしside
風磨「 あのさ 、」
『 ん?』
風磨「 呼び捨てってしてみてもいいかな 、笑」
『 、!もちろん!!てかして欲しい 、』
風磨「 そっか 、わかった 、俺も 、くんって付けるのやめて欲しい 」
『 ん〜 、がんばってみるね 、笑 』
風磨「 あなた 」
『 風磨 』
めっちゃくちゃ恥ずかしくて 、でもほんとに付き合ってるんだなって思えて 、
風磨くんといるとずっと心臓がいたい
風磨くんってほんとに罪な人だな
『 はずかし 、笑 』
風磨「 だな 、笑 でもこっちがいいな 」
『 あたしも 、笑 』
_____
涼「 おはよあなた 」
『 涼ちゃんおはよ 』
涼「 いいことでもあった?」
『 へ?』
涼「 しあわせって顔に書いてあるよ 」
『 涼ちゃんにはなんにも隠せないね笑 』
美桜「 きっと 、告白ですね??」
『 ちょ!美桜!』
美桜はかわいいけどいつも声が大きいから誤解は招くし 、内緒のことは内緒にできないんだから 、
瑞稀「 まじか 」
涼「 あんなちっちゃかったあなたが彼氏か〜 」
『 幼稚園時は涼ちゃんのほうがちっちゃかったじゃん 』
涼「 いうな 」
安井「 席付け〜 」
涼「 安井っていつもいい所で来るよな 」
瑞稀「 いやほんとそれ 」
安井「 今日はいい知らせがある 」
『 転入生?』
安井「 阿部せいかーい 」
『 まじか笑 』
イケメンがいいな〜とかかわいい子がいいな〜って聞こえるのは転入生が来る時のお決まりだよね笑
でも実際あんまりかわいくない子が入ってきたりしたらすっごい気まずいからわたしは言わない派←
瑞稀「 イケメンじゃん 」
『 え笑 うわほんとじゃん 』
ほんとにすっごくすっごくイケメンでシンプルに顔が整ってる
安井「 名前言えるか 」
うんともはいとも言わないでこくりって顔を動かした
「 道枝駿佑です 。おねがいします 。」
安井「 阿部の後ろでいいかー?」
『 え 、ちょっとまってよ 、ここ雄登の席じゃないんですか?』
安井「 那須はしばらくこないから 、渡辺の後ろでいいよ 」
『 そですか 』
道枝「 おねがいします 」
瑞稀「 駿佑でいい?」
道枝「 はい 」
『 同級生なんだからタメでいこーよ
』
道枝「 はい 」
瑞稀くんは駿佑って言ってるけど 、少ししたらみっちーっていうあだ名が付いた
『 みっちー 』
道枝「 どした 」
『 いや 、なんかあだ名っていいなって思って 』
道枝「 なんやなんそれ 」
《 みっちー勉強教えて〜 》
道枝「 めんどくさいな〜どこ 」
みっちーは成績優秀ですぐ学年2位まで上がっていった
道枝「 なああなた 」
『 ん?』
道枝「 あなたって彼氏おるん?」
『 いるよ 』
道枝「 え 、だれ 」
『 みんなには内緒って約束してるから笑 』
道枝「 そっか 」
じゃあなって鞄をとって帰って行った
『 あ 、ばいばい 』
『 ま 、って 、今日一緒に帰る日じゃん 』
猛ダッシュで下駄箱にいく
『 ったあ 、』
変な風に着地したあ 、いたあ〜 、
すっげえ走って階段登ってくる音する笑
怖いんだけど?避けれないんだけど?
「あなたっ!」
『 風磨 、?』
風磨「 どうした 」
『 階段降りるときに足捻っちゃって笑 』
風磨「 ドジ 」
呆れるわ〜なんていいながらお姫様抱っこして保健室に連れてってくれる
『 バレるよ?』
風磨「 ほとんどバレてるだろ笑 」
『 それもそうか笑 』
道枝「 あいつか 、」
・
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。