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第17話

夏が終わって恋も終わる。
有一郎side
 夏も終わりにちかづいてくるころ、親友の好きな人と自分の好きな人とが被ってしまった。───という内容の少女漫画がある。
あなた
先輩~!
 その漫画はきみがまだ俺のことを『先輩』と呼んでいたころ。
有一郎side
ん?どうした。
あなた
これ、知ってます?
 きみが教えてくれた漫画だった。
有一郎side
知らない。
あなた
『夏が終わって、恋も終わる。』
っていう有名な漫画なんですよ!
今度映画化されるんですけど、
有一郎side
お、おぉ。
あなた
……一緒にいきません?
有一郎side
別に……いいけど。
 この出来事があって、俺はこの漫画をアプリで、丁度ポイントがたまっていたから無料で読んだ。凄かった。凄まじかった。
 漫画の一つ一つのコマが俺に感情を訴えてくる。好きな人……親友……選ぶならどっちだろう。俺は、好きな人をとりたい。親友よりも先に告白をしたい。早いもん勝ちだろ?こういうのって。
 人は運命を受け止めることしかできないのだから。
 双子の弟と好きな人が被ってしまった。
 親友と同じ人が好きってシュチュエーションよりも苦しい、辛い、泣き出したい。心がおれそう。
 応援してるよだなんて言ってしまった。
 今週の土曜日、『夏が終わって、恋も終わる。』のアニメーション映画をきみと二人で見に行くんだ。デートって期待してたけれど、きみはそんなつもりゼロだろうな。
 だから、きみみたいな可愛くて優しくて素敵な女性は……男を苦しめるんだよ。