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第19話

二人の所有者
あなた

んで?利奈。
これ、どういうこと?

利奈
……実はさっきの休み時間に
[一時間前] 利奈side
善逸
ねぇねぇ、そこの君!
利奈side
は、はい。
善逸
このブローチ、
君にとっても似合うと思うんだぁ~
君かわいいしね~
利奈side
…………え、はい??
善逸
……あ゛~もう!
本当のこと言いますよぉ。
 なんだ、こいつ。
うち、なんもいってないんだけど。
善逸
これね、落とし物っ!
校庭で拾ったんだけど。
校則違犯だけど。
 あ、違反なんだ。え、なんであるわけ。
善逸
まぁ、今僕忙しいんだ。
だからそこにいたかわいい君に預けた。
じゃっ!
利奈side
じゃ!って……ねぇ!
善逸
今度お茶でもしよ~よ!
 そう言い残してあいつは消えた。
利奈side
で?
 うち、これ、預かるの?え?
バレたらうちが怒られない?ええぇ?
─────────────
利奈
ってなことがあったわけ。
あなた

おぉ、それ風紀委員の我妻先輩。

利奈
へぇ。興味ないわ!
 うん。利奈らしい考え方だね。
まぁまぁ、憎めないいい先輩なんだけどね。
利奈
それで、私一応放送委員だから放送で
校内放送
『ブローチを校庭で見つけました。
なんか、校則違犯らしいです。
心当たりのある人は相談部にて預かっているので相談部室まで来てください』By利奈
利奈
って放送したら二人もやって来たの。
あなた

ブローチは1つなのに?

利奈
その二人がこの方。
あなた

ほ、ほぉ……。

 なるほど。
 どちらかが本物の所有者なわけだ。
……でも、校則違犯なのに申し出る?普通。
アリサ
加藤アリサよ。
あなたっていったけ。
ブローチの所有者は私よ!
あなた

そ、そうなんですか……。

 パーマがかけられたゆるゆるふわふわな髪はもう、校則違犯なんじゃないでしょうか?
加藤さんはキラキラしててすこし苦手なタイプかもしれないな。
百合子
赤塚百合子、高等部3年。
この学院の理事長の孫なのよ。
立場を考えなさいよ、アリサ。
炭治郎
立場も何も……、俺たちは同じ
この学院の生徒じゃないですか!
ランク付けなんてよくないですよ。
 竈門先輩が割って入る。

 竈門先輩、流石です!正論!
炭治郎
でも、正直。
このブローチから二人ともの匂いは
しないんですよねぇ。
あなた

……そうかぁ。

 竈門先輩は鼻が利く。鼻で何でもわかっちゃうから利奈が呼んだらしいんだけど……いったいこのブローチは誰のなんだろ?