無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第3話

利奈の恋愛相談部
利奈side
 新学期に入った。
 夏の暑さは九月になった今でも続いている。
 高橋利奈はお昼ご飯を食べにあなたを誘った。が、
あなた
ごめん、風紀委員の仕事があって!
 と、断られてしまった。風紀委員の仕事なら仕方ない。利奈は一人で部室で昼ご飯を食べることにした。
利奈side
わぁ!卵焼きだぁ!
 部室で一人、弁当の蓋を開く。ソコには黄金色の輝くような卵焼きが入っていた。利奈の母、志乃は栄養士だ。志乃は毎日利奈のために栄養バランスの整った素敵な美味しい弁当を作ってくれている。
 ここの部室は夏休み、LINEであなたに部を作ることを宣言した恋愛追求部の部室である。生徒会長である山本きりと先輩に部をつくりたいと頼みに行ったときに
山崎きりと先輩(生徒会長)
そういう恋愛についての部は作りがたいですが、恋愛相談を活動内容のうちに含める、『相談部』というのはどうでしょう?
ということを言われた。結果、この部は相談部として誕生した。廃部となってしまった元華道部室を利用している。
 利奈にとって大切なのは恋バナを聞けることであって、部の名前などどうでもよかった。
 弁当を食べ終わりまだ時間があったので部でレポートを終わらせてしまおうと思った利奈は部室にあったふかふかのソファーに腰掛けシャーペンを手に持った。
 そのとたんギーとドアが開いた。
利奈side
誰か来た?
利奈side
先生?
 ドアはここから死角になっていて見えない。
入ってきた人物はなかなかこちらに来ない。
(はやく来なさいよ。めんどうくさい。)
利奈side
誰でも良いや入ってきてよ。
????
は、はい……。
 入ってきたのは……。
利奈side
時透先輩……?
無一郎
や、やぁ
 二年の時透無一郎先輩はボーとしていることで有名だ。何をしにここに来たのだろう。
利奈side
え、と。要件は……?
無一郎
ご相談……かな。