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第46話

空回りしてんだよ
有一郎side
無一郎
じゃああなた。
僕たちお風呂に入ってくるから
適当にだらだらして待っててね!
有一郎side
はぁ?!俺も入るのかよ
無一郎
いいでしょ!入るよ!
有一郎side
お、おう……
あなた
いってらっしゃーい!
 無一郎に腕を捕まれて俺はおどおどしながら脱衣場に向かった。
 無一郎はサッと服を脱ぐとお風呂場へと行ってしまった。……ったくなんだよあいつ。自分がお風呂に入っている間、俺とあなたとが二人いるのが気にくわないのか……?普段なら別々に入るのに。
 お風呂場に入るともう既に湯船に浸かっている無一郎がいた。
有一郎side
お前、体洗ったのかよ
無一郎
……まだ
有一郎side
あっそう
 ボディーソープで体を洗いながら無一郎に聞いた。
有一郎side
おまえ、今日どうしたんだ?
無一郎
僕さ……悩んでて
兄さんに聞いてもらおうと思って
有一郎side
……どうしたんだ
 無一郎が悩みごと……?まさか。……でも、人間たるもの悩みはあるよな。どうしたのだろうか。
無一郎
僕、あなたを自分だけのものにしたい
有一郎side
っ?!き、急にどうしたんだよ
 想像もしなかった無一郎の言葉に俺は慌ててしまった。高速で体を洗って湯船に浸かった。
無一郎
僕ね……あなたが
どこか僕の知らないところに
行ってしまうんじゃないかって
ときどき不安になるんだ
有一郎side
お、おう……
 無一郎……お前はヤンデレなのか?それなら俺は止めるぞ。
無一郎
僕っておかしいよね
有一郎side
…………さぁな
無一郎
僕、あなたさんと話したの
ついこの間なんだよね
有一郎side
ふーん
無一郎
少し話しただけで一目惚れして
そこから高橋さんに協力してもらって
あなたと話す機会をもらったんだ
 ……。浅い。無一郎、その恋の歴史はまだ浅い。
無一郎
なのに……僕おかしくなっちゃった
有一郎side
…………俺も
無一郎
兄さんは違うよ
有一郎side
ううん。俺も……空回りしてんだよ
無一郎
空回り……?
有一郎side
あぁ。そうだ
無一郎
……
有一郎side
俺はなにかと小汚ないことをして
空気作りをしては失敗する
無一郎
に、兄さん……?
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無一郎
どうして泣いてるの……?