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第25話

グループLINE
 無一郎side
 突然ですが、僕の左手には10万円があります。……10万円のブローチがあります。蝶の形をした美しいブローチは冨岡先生のもの。でもこれ、どうみても女性用なんだよね。
 職員室の前で炭治郎と別れた。
無一郎side
失礼します。
冨岡先生いらっしゃいますか?
冨岡先生
おう。時透。
ブローチ……ありがとな。
無一郎side
は、はい……。
っていうか、先生。
冨岡先生
なんだ。
無一郎side
どうしてこんな高価なもの、
持ち歩いているのですか。
それに校庭に落とすなんて。
冨岡先生
……そうだな。
無一郎side
……
 冨岡先生は職員室の前でクルリと僕に背を向けた。
冨岡先生
お前には関係ない。
ほら、返れ。
帰宅部の下校時刻は過ぎているだろう?
無一郎side
……はぁい。
 先生には逆らえない。
 本当に、立場をうまいように利用する先生は卑怯だと思う。
 偉そうに立場を利用するくせに、困ったことはなんでも相談してくださいね~、だなんて都合が良さ過ぎるよ。だれが立場の上の敬語を使わなきゃいけない喋るだけで緊張する相手に困ったことを相談するんだよ。間抜けだ。

 僕は家に帰るとカバンからスマホを取り出してLINEのアプリを開いた。
無一郎side
ん?
利奈さんに【追求部(*ゝ`ω・)】に招待されました。
っていう謎の画面出てきたんだけど。
 だれが入っているんだろう?
炭治郎、禰豆子ちゃん、あなたさん、高橋さん、我妻。
 うん、1人だけ僕にとって不都合な人がいるんだけれど。助けて。こういうグループチャットっていうやつは入っていた方がいいよね。僕は『参加』をタップした。
【LINE】
利奈
よろしく~
炭治郎
よろしく!
あなた
よろしくー
禰豆子
よろしく(* ̄∇ ̄*)
善逸
よろしくっ!
 みんな、よろしくよろしくって言ってる。よろしくって言っといた方がいいのかな。
無一郎side
よろしく。
禰豆子
なんのためのグループなの?
炭治郎
それ気になるな
利奈
このメンバーでこれから
仲良くしていきたいなって思って。
あなた
なるほど!
 みんな送信するのが速いよ……。
でも、このみんなで仲良くするのは悪くないかも。我妻はいらないけど。あなたさんに対するぼくの恋……。どうなるかわかんなくなっちゃうから。
善逸
それで、追求部って名前はなに?
利奈
それは、
私のネーミングセンスがないの!
善逸
へへっ
 へへってなに。気持ち悪いな。
 ライバルの悪いところしか目に入ってこない自分が惨めに見えてくるよ。
炭治郎
それで、せっかくだしお出掛けでも
してみない?
 流石炭治郎。あなたさんとどこかへ行ける機会ができたよ!ありがとう!!
利奈
今週の土曜日は?
善逸
いいよ!どこ行く?
禰豆子
遊園地!
利奈
いいねー!禰豆子先輩!
禰豆子
禰豆子でいいよ。
炭治郎
禰豆子の意見に賛成だ。
 遊園地かぁ……。兄さんのスマホの漫画アプリを除いたときにでてきた恋愛漫画も観覧車の頂上で接物キスなんてしてたなぁ。
無一郎side
僕も賛成。
あなた
あのぅ……
善逸
(・_・?)
あなた
今週の土曜日用事があって……
善逸
なにがあるの?あなたちゃん。
 また我妻……。あなたさんのことあなたちゃんって呼んで……。ずるい。
あなた
映画に……
利奈
え?!誰と?!
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あなた
有一郎くんと二人で。
夏が終わって、恋も終わる。
を見に行くんだ!
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 兄さん?