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第8話

有一郎のはなし
あなた

それで、有一郎くんったらね!

利奈
えぇー!まさかぁ!
あなた

そのまんま驚いてピアノの蓋に手を挟んじゃってww

利奈
きゃー!それ痛いやつじゃん!w
あなた

ほんっと面白くてw

 相談部の部室で三人でお弁当を広げながら楽しくお話。私は無一郎先輩のお兄さん、有一郎くんのお話をしてる。有一郎くんったら私の前だけドジなんだから、ほんっとうに面白い。
 クラスメイトの馬鹿げた女子たちのグループより、有一郎くんは私にとって学校生活を楽しくさせてくれるエンターテイメントなのかもしれない。この人には出会えてよかったなぁ、なんて思う。
無一郎
兄さん……そんなことしてるの?
 不思議そうな表情をする無一郎先輩。
あなた

無一郎先輩は知らなかったんですか?
双子なのに?

 あんな面白いお兄さんがいることが羨ましいのに、知らなかったなんて!有一郎くんはお兄さんなんだなぁ。弟の前ではしっかりものなんだ!
ωωωωωωωωωωωωωωωωωωωωωωω
炭治郎
物語の途中にちょっと失礼します!
禰豆子
むー!
炭治郎
大正………違うなぁ?令和?んー。
小説コソコソ噂話!
禰豆子
むーむー!
炭治郎
このお話の主人公、常葉あなたちゃん。
あなたちゃんは吹奏楽部のトランペット担当。
禰豆子
むー!
訳)トランペット🎺ってすごぉーい!
炭治郎
大半の女子は部活をサボりぎみなとこ、
あなたちゃんだけはきちんとトランペットと向き合い練習をしている姿をみた有一郎くんは、あなたちゃんを楽しませようとわざとおどけてみせたりしているそうですよ!
禰豆子
む~?
訳)これはただの有一郎くんのキャラ崩壊では?
炭治郎
有一郎くんが面白くて仕方がないあなたちゃんは次第に有一郎くんのことをからかい、ため口で話すようになったようですよ!
ωωωωωωωωωωωωωωωωω
無一郎
ううん。知らなかった。
不思議そうに首をかしげる無一郎先輩。
あぁ。有一郎くんに似てる……。
利奈
あ~!無一郎先輩!
ポテトサラダですか、それ?!
利奈が無一郎先輩のお弁当箱を指差す。
あなた

ポテトサラダ……

ポテトサラダ……。
死んだおばあちゃんの得意料理。
野菜が苦手だった私のためにおばあちゃんが毎日のように作ってくれた……。
思いでのある大好きな食べ物……。
あなた

美味しそう……

利奈
あなた、何か言った?
あなた

え、あぁ。え、別に……。

利奈
ポテトサラダ、食べたいの?ww
利奈がニヤニヤとした目付きでこちらを見てくる。
一人用の肘掛けつきのふかふかしたソファーに深く座り込んでる利奈は、二人がけのソファーに隣同士で座る私と無一郎先輩に何か伝えたいのかのような目付きをしている。
無一郎
あ、あのぉ……。あなたさん、
ポテトサラダ良かったらいります?
あなた

え、いいや、いや、悪いですよぉ……

本心は食べたい食べたい。
悪いよねぇ…人様のポテトサラダいただくなんて。
無一郎
ううん。僕は先輩です。
先輩の言うことなら聞いてください。
食べてください。
今まで感じたことのない厚を感じる。
何かに、苦しめられ起こってる?そんな感じがした。
あなた

え、なになに。
怒らせちゃった?!

無一郎
はい、あーん。
無一郎先輩は自分のお箸でポテトサラダをとり、私の口に無理やり入れた。
あなた

んっ!

注)下ネタではありません。
あなた

お、おいしぃ……

赤面させる無一郎先輩は有一郎くんそっくりだった。