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第4話

無一郎の悩み
無一郎side
 クラスの人気者、竈門さんに聞いた。
二学期に入り、新しい部活ができたのだとか。
詳しく知りたかったけれど、すぐに竈門さんは高等部のお兄さんのところへ行ってしまった。
 百聞は一見にかずということわざがある。これは百回人に聞くより自分の目で一回確かめた方が早いということ。僕ははやく昼休みにならないかと四次元目の数学の授業を退屈に過ごした。
 僕には悩みがある。
 最近後輩の一人の女の子を見ると胸が痛む。病気かもしれない。兄に一度、
無一郎side
兄さん!僕病気かもしれない。
とある女の子を見ると胸が痛むんだ。
病院に行こうよ!
と言ってみたことがある。兄は呆れた顔をして
有一郎
何言ってるんだ。お前は。
本当にバカだな。
と僕に言い張った。
 最近、兄はひどい態度を僕にしてくる。まぁそんなことはどうでも良い。
 昼休みになって僕は一人でさっとご飯を食べ新しくできた部活の部室へと向かった。聞くところ何かしら相談にのってくれるらしいじゃないか。生徒会だよりにも書いてあった。
 思いきってそぉっとドアを開ける。
 カラカラカラ……。
 誰もいない?どうして良いかわからずその場に立ち止まる。
利奈
入ってきてよ。
 奥から声がした。なんだ、いたのか。
 僕は言われるがまま、中にはいる。
 そこにはツインテールのさきにくるんとカールで巻かれた髪をした女の子がいた。この子が部活を立ち上げたのか?
無一郎side
あ、あの……。
利奈
えと……時透先輩???
弟の方の。
無一郎side
そ、そうです。
利奈
お悩み相談ですか?!
無一郎side
ま、まぁ。そんなところ。
 この子、とても嬉しそうにしてる。
利奈
な、何が?!
恋愛?!恋愛?!恋愛?!
無一郎side
あの、僕の話を聞いてもらえないかな?
利奈
は、はい。恋愛?
無一郎side
恋愛じゃないよ。
無一郎side
病気かもしれない話。
 『なーんだ』とでも言いたげに女の子の表情が一変する。
 この子は恋愛担当なのだろうか。
利奈
……すみません、申し遅れました。
中等部1年高橋利奈です。
無一郎side
あ、あぁ。
利奈
それで、相談とは?
 女の子は探偵気取りのようにメガネをかけこちらを見ている。どこからメガネをだしたのだろう?まるで都合の良いときにメガネがでてくる漫画の世界だ。
 引き出しからバインダーを取り出しなにやらメモをしているようだ。
無一郎side
実は、一学期……僕の誕生日に
利奈
は、はい……。
無一郎side
アリサと名乗る女の子に言い寄られてね……
利奈
は、はい……。
(アリサ……ねぇ。)
無一郎side
『付き合ってくれないとここで死にます』なんて言うんだ。その子。
利奈
はぁ……。
無一郎side
そんなよくわからないことをされていて僕が困っていたときに、別の女の子が
利奈
……
無一郎side
『アリサやめなよ。この人困ってるよ』って言ってくれて。アリサってコは帰っていったよ。
利奈
ほ、ほぉ……
無一郎side
そしたら、その子が
『あ、そういえば誕生日でしたよね。お誕生日おめでとうございます!』って言ってくれたの。
利奈
お、おお?
利奈
その子名前は?
無一郎side
竈門さんに聞いたらあなたって言ってたよ。
利奈
あなた?!!?!?!