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第35話

門限早すぎん?!
 カフェを出た私たちを相変わらず気まずい空気が取り巻いている。はぁ……。『好き』って言われたときってどうすればいいのかな。
 映画館について前売り券を引き換える。
有一郎
映画館来たけど……マジか……
あなた

……ちょっとビックリするね

 この映画館…………
有一郎
カップルばっかりじゃんか!
あなた

カップル多すぎ!

 …こんなことになるとは思ってなかった。上映館内に入ってもカップルは大量。
有一郎
Googleで調べたけれど、
今から見に行くのはカップルが多いって
クチコミがあったぞ
あなた

……マジですかぁ~

有一郎
まぁ……きにすんな
あなた

そうだね!
映画に集中!

有一郎
そうそう!
.








.
【映画】
『俺はお前が好きだ!』
『……っ!』
『で、でも……。私……。』
『知ってる。お前の親友…、真理子が俺のことを好きなんだろ?』
『…………そう。だからっ!』
『大事なのはお前の意見だろ?』
あなた

わぁ……。
やっぱりアニメーションになると違うなぁ

有一郎
…………はぁ
 有一郎くんはスクリーンを見てはため息…を繰り返している。面白くないのかな??
『真理子……ごめん!私!』
『ん?何、京ちゃん。どうしたの?』
『やっぱり……私。』
『そんなにビクビクしないでよ?どうしたのよ』
『私も……悠貴くんが好き!』
『…………え』
有一郎
……可哀想に
 有一郎くんはなにやらボソボソと呟いている。映画に共感しているのかな?だとしたら可愛い。
 主人公京香と京香の親友真理子。二人は同じクラスの中江悠貴を好きになってしまう。真理子は悠貴に一目惚れをし、好きになったことを京香に話す。京香は親友である真理子を気にかけ、悠貴との恋を諦める。修学旅行の夜。星空観察の時。京香は悠貴に紅白をされる。真理子に自分の気持ちを伝えた京香。すると、仲が良かった二人の友情に亀裂が生まれ……?

こんなあらすじであることは有一郎くんには話したはずなんだけど、すごい……怖いくらいに映画に感情移入しちゃってる。
『ごめん。やっぱり、私。真理子とは仲良くしてたいよ!』
『……!ふざけないで。こっちはアンタに好きだった悠貴を取られて傷ついてんのよ!』
『でも……!私……』
『あれもこれもってワガママなのよ!』
『……確かにワガママだよ。私は。ワガママだから、自分に嘘はつきたくない!』
有一郎
頑張れ!京香!お前は何度でもやりなおせる!
あなた

京香ちゃん、頑張れ!

.











.
あなた

映画、どうだった?

有一郎
……思ったより、奥が深かった
 そっか。たくさん呟いてたもんね。へへ。
有一郎
そうだ、この後予定あるか?
門限は……何時だ?
あなた

予定はないけど、
門限は5時。

有一郎
5時?!?!
あなた

そこまで驚く?

有一郎
も、門限早すぎねぇか?!
あなた

……えぇ

有一郎
いやいやいや!!中学生だろ?
 有一郎くんはとても驚いたようにこちらを見てくる。なにさ。門限にそこまで言われないとダメ?
有一郎
…………そうだ。うちに来いよ