目黒side
陰で亮平を見る。
次々と運ばれていく、高いお酒に驚いている。
松島「凄いでしょ。」
目黒「はい……あんな顔知らなかった」
松島「阿部くんもここにいたのはほんとに少しなんだけど凄かったんだよね。意外だけど」
目黒「確かに、意外」
その時、健人さんが戻ってきた。
中島「姫凄いって話?」
目黒「はい」
中島「姫は本当に凄いんだよ。あっ目黒くん。」
目黒「なんですか?」
中島「接客は姫とやってもらうから。初めてだからね」
目黒「はい、わかりました。」
緊張する……。
松島さんも中島さんも、接客にいった。
少しすると、亮平が戻ってきた。
阿部「蓮。服似合ってるね」
目黒「ありがとう」
阿部「じゃあ……行こっか。」
目黒「うん!頑張るよ」
阿部「楽しめばいいよ。だって、俺たち2人は最強でしょ」
目黒「だね。」
俺は、歩き出した。
新しい何かに。
『亮平!待ってたよ』
阿部「ありがとう。会いたかった」
『私も。』
阿部「今日はもう1人ついてるんだ。」
俺は、さっき貰った黒の紙に名前を書いた。
そして、女性に渡した。
目黒「初めまして。目黒蓮です。初めてがこんな美しい方で良かったです」
『かっこいい……』
阿部「ねぇ、俺たち久しぶりに会って。プラス目黒もさ初めてなんだし……ド派手に1発しない?」
『する!タワーお願いします』
うわっ亮平凄い。
近くでみて、より感じる。
この亮平もかっこいい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。