西畑が動き出した。
阿部ちゃんの隣に座ったんだ
西畑「なぁ亮平」
阿部「なに?」
西畑「あのさ、俺の事見てくれへん?」
阿部「見てるよ。今だって」
西畑「じゃなくて、1人の男として見て欲しい」
阿部「何それ。冗談はやめて」
西畑「冗談じゃない。本気。返事は……」
不意打ちのKiss。
西畑「また今度な」
そういうと席に戻る。
永瀬「亮平、飲み物1口ちょうだい」
阿部「いいよ」
永瀬「これ、美味しいな。てか、これって関節キス」
阿部「/////やめてよ。意識しちゃうじゃん」
永瀬「ごめんて、じゃあ意識しないための魔法かけてあげる」
永瀬がだんだん近づいてきて俺にKissをした。
永瀬「Kissしたんやからもう関節キスは意識しないやろ」
阿部「ずるいよ。永瀬」
永瀬「ごめんて。でも亮平だけは誰にも渡さない」
目黒「それなら、俺と同じ気持ち」
阿部「めめ」
目黒「阿部ちゃん……」
さっきのに上乗せするようにキスしてくる。
目黒「俺も、阿部ちゃんを守りたい」
西畑「ちょっと待って。2人だけじゃないから」
西畑は立ち上がり言った。
西畑「俺も、亮平が好きや。」
阿部「みんな、返事はまた今度でいいかな」
永瀬「いいに決まってるやん。」
西畑「じゃあお会計行くか」
目黒「はい」
阿部「じゃあお先に失礼します」
『うわっ何この関係。めっちゃ良き』
と、その場を離れた。
うわっめっちゃドキドキしてる。
治まらないかな、このドキドキ感
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!