第10話

自分の部屋で電話してくる
7,843
2021/08/01 14:55


みんなと話してる最中、俺はある知人と連絡を取っていた。











この人のことは誰にも言ったことない。











関西のカフェのトップの人。












関西の絶対的エース。









阿部「ごめん。ちょっと電話してくる」










ラウ「了解。違うお客さん来たら呼ぶね」










阿部「ありがと」










俺はエレベーターで電話をかけた。











阿部「もしもし」









  「もしもし」










阿部「今、休憩中」










  「そうなんや。俺も」










阿部「久しぶりにそっち行きたい」











  「来いや~。1週間でええから俺のやろ」










阿部「やろってさ。まぁいいけど」










あっ紹介してなかったね。









関西の絶対的エース、永瀬廉です











永瀬「お前とやると一気に上がるんやもん」











阿部「でも、1週間はな……」









永瀬「そこを何とかお願い。やりたいねん亮平と」













阿部「もう……いいよ。考えとく」










永瀬「まじで。ありがと!」











まぁ蓮は……大丈夫かな。








いつも、慣れてるし、大阪まで行ったら会うこともないだろうし。












阿部「久しぶりに長尾くんと道枝くんコンビみたいな」











永瀬「普通に来たらビックリするで」










阿部「なんで?」










永瀬「なんでって。BLカフェのトップ阿部亮平だよ。みんな俺が知り合いって事知らないんやから」












阿部「俺、そんな有名じゃないよ」











永瀬「じゃあ聞くで。他のカフェ言ったことある」










阿部「ある。勉強したいなって思って」










永瀬「その時はTravisJapanとかやろ」










阿部「そうだけど」










永瀬「反応はどうやった?」










お客さんは俺が入ってきて、ビックリした顔はしてたよ。でも俺だとは分からないでしょ










TravisJapanの人達は受付の元太くんが裏に走り込みに行ったことは覚えてる。











阿部「まぁ知ってくれてるんじゃない?」










永瀬「もう、絶対裏ではわぁーーってなってるで」












阿部「なってないよ」










永瀬「まぁ日にち決まったら教えて」











阿部「了解。じゃあ切るね」








永瀬「おう、じゃあまた連絡する」









阿部「バイバイ」












俺がドアを開けたら、目の前にめめがいた

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