家に着き、ゲスト用のベットがある部屋に
めめを連れていった。
目黒「亮平、ありがと」
『もう、飲み過ぎだって。気をつけてよね』
目黒「わかった」
『じゃあ、ちょっとリビング行くね』
その部屋から出ようとした時、
手を握られた。
目黒「俺……今日嫉妬した。西畑くんとイチャついて」
『めめ、大丈夫』
目黒「だからさ、埋め合わせ」
部屋に聞こえる1回だけのリップ音
目黒「おやすみ、亮平」
『/////おやすみ』
そう言うとめめは寝てしまった。
リビングにいってもさっきの事で頭いっぱい。
永瀬「亮平?どうしたん」
『何が』
永瀬「いや、ずっと魂ないって感じやから」
『そうだっけ。ごめん、なんでもない』
永瀬「あのさ、亮平。あと少ししかないやん」
『そうだね、寂しいな』
永瀬「そう…よな。俺も寂しいねん」
『2週間ってあっという間だね』
永瀬「提案なんやけどワンシーズンに1回でいいからイベントってことで亮平これからも来てくれへん」
『まじで』
永瀬「うん、こーちゃんと目黒くんも一緒に。亮平が西と東を繋ぐ橋になって欲しい」
『答えは1つだよ。いいよ。俺、やりたい』
永瀬「ホンマに。ありがと~亮平」
『俺からも深澤と岩本に聞いとくね』
永瀬「俺らもそっち行くし、色々やってこな」
『うん!これからも俺らは一緒』
永瀬「明日もあるし、寝るか」
『そうだね、おやすみ』
永瀬「おやすみ、亮平」
俺はベットに入り、眠りについた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。