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五条side
あなたの下の名前が刺されたという連絡があった
急いで現場に向かう
そこには救急車のサイレンがうるさいほど鳴り響いていた
あなたの下の名前は、運ばれていた
すぐ、あなたの下の名前の近くへとかけよる
何度もあなたの下の名前を呼ぶが、反応がない
まぶたは閉じ、息もしていない
すると突然、あなたの下の名前が目をゆっくりと開いた
は?
今、こいつ何て言った?
好き、?
今まで何やってたんだ、俺
こいつを傷つけることばっかり
何だよ
最初から 両思い だったんだ
最低だな、俺
ギュッ と手を握り、
俺は救急車の中に入った____
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。