五条side
教室で花園と話していると、
傑とあなたの下の名前が遊ぶ約束をしていた
気づけば、あなたの下の名前のこと追いかけてるし
自分から関わるな って
言ったくせに、話しかけてるし
本当は、行ってほしくなかった
でも、俺にはそれを言うことができない
ずっと好きだった気持ちをたった1日で終わらすことなんてできない
ある日、あなたの下の名前が倒れた
原因は寝不足らしい
内心、すごく焦った
このまま消えてしまうんじゃないかと思った
この時、俺は傑に全部話した
わざと傷つくようなことを言って
距離をとることなど
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傑と話しているとあなたの下の名前が来た
驚いてつい話しかけてしまった
1週間に1、2回??
普通はおかしいだろ
しかも、よく話を聞けばそれは夜にあるし
花園が来て ギュッ と抱きつく
こいつだ
あなたの下の名前の任務が多くなったのは、多分、いや、絶体、花園のせいだ
あなたの下の名前と話す花園
すると、あなたの下の名前が花園の手を振りはらう
グラッ と花園が倒れてこける
ギュッ と花園が俺の服をつかむ
花園の傍にしゃがみあなたの下の名前にそう言う
違う
そんなこと思ってない
最低なのは俺だ
ごめん
ごめん、あなたの下の名前
ごめん
俺は心の中で何度も謝った______
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!