凛莉じゃない…よね…?
そう思いながらもう一度、教室の窓から覗くと
確かに、凛莉と五条だった
頭が真っ白になった
好きな人が奪われたのも悲しいけど
なにより
親友の裏切りが1番辛かった
どういう…こと…?
凛莉は五条と…?
じゃあ、今まで凛莉はッ…?
頭の整理が追いつかない
ガタッ…
足がドアに当たって音が出た
咄嗟の判断で2人から見えないところへ隠れ
2人とは目はあってない
しばらくするとまた2人の笑い声が聞こえてくる
自分の耳を手でおさえ私は寮へと帰った
次の日、
五条と凛莉は手を繋いで教室まできた
恥ずかしそうにそう言う五条
そう言い硝子は私を見た
私の顔は今泣きそうになってると思う
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良かったら
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。