その日を境に
お出かけは減った
はぁ、悪いことしたよなぁ、、、
てか、今めっちゃダルいんだけど
なんでだろ?
昨日少し寝るの遅かったんだよな、、、
そのせい?
生徒に体調管理!って言ってんのに
自分が出来てないじゃん
バタン
私は膝から崩れ落ちた
え?
立たないと、、、
立てない?
息が上がる
苦しい、、、、
怖い、、、
恵の手が気持ちいい
真夏にアイスを食べるぐらい気持ちいい
けど、
辛い
お姫様抱っこをする恵、
私は意識が遠くなる
すると、
悟さんの声が、、、
聞こえる?
幻聴か、、、
夢でも見てるのかな
悟さんが、私のおでこを触る
冷たい、、、
悟さんが、私のことを恵からとり
お姫様抱っこをして
部屋まで連れてってくれる
辛いよ、
悟さん、、
怖いよ
ベッドに横になる
眠いけど、寝てしまうと
怖いことがありそうで寝れない
小さい頃と一緒だ
重なってしまう
怖い
すごい怖い
え、行っちゃう、
帰ってこないかもしれない
やだ、
そんなのやだ
いて欲しい
どこにも行って欲しくない
居なくならないで欲しい
怖い
やだ、、
私は、悟さんの腕を掴む
甘えたことを言っている
ただでさえ
授業が、ある
迷惑をかけてる
分かってるけど
ほんとに怖い
と言って、
隣にいてくれる
悟さんの手を掴みその手を見ている
ここにいるんだなぁ
その実感することが嬉しい
寝たらどっか行っちゃう
そんなのやだ
めんどくさい女だと思われるんだろうな
頭を撫でてくれる
うとうとし始める
何分たったかは分からないけど寝てしまった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!