〜夢の中〜
私は殴られてた
子供の私じゃない
今の私だ
知らない男に
怖い
痛い
何度も呪力を使った
けど、
聞かなかった
一般市民なのに
呪力があるわけじゃないのに
痛い
怖い
やめてって言ってるのに
やめてくれない
怖い
怖い
私は泣きなが言った
怖い
嫌だ、、、
体が揺れる
そこで起きた
びっくりして
悟さんの事さえも怖いと思ってしまった
好きなのに
怖い、
悟さんは私の肩を掴んでいた
それから
悟さんは
私の頬に手を当てる
パシンッ
私はその手を払った
私も無意識にしてしまった
え、
や、や、やばい
そんなの思ってないのに
震える声で言った
悟さんはゆっくりとハグをしてくれた
少し怯えていた
肩が震えている
なんでよ、
悟さんだよ?
分かってるだけど、、、
怖い
と、見た夢を話た
ゆっくりと
震える肩が収まった
息も整った
楽になった
ぎゅっと強く抱きしめてくれた
落ち着いた
このままが良かった
そのまままた、眠りについた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!