温かい。
誰かに名前を呼ばれている気がする。
英君の声?かな
私はやっぱり幸せ者だ。
たくさんの人に支えられて
楽しかった。
嬉しかった。
このような死に方が私には似合っている
たくさんの人を守れずに
ただただ私だけが残っていく。
大事な人が私から奪われていく。
私はそれほど苦しまずに生きてきた。
他の人の苦しさなんて知らない。
私の罪。
ぶりこちゃんにも悪いことをしたって思ってる
大事な人1人守れなくてどうする?
私のこの1つの命で守りきれるならそれでいい
私はちゃんと守れたのかな?
役割をはたせたのかな?
私みたいに大好きだった人が
誰かによって惨殺される。
それは死ぬまで根に持ってしまう。
このように殺されて死んでいく。
恐怖と戦いながら死んでいく。
そんな風に死んでいく人がこの世にどれだけいるか。
逆に大切な人に見守られて静かに死んでいく。
そのような死に方をできた人がどれだけいるか。
大体の死に方はこの2つだ。
1番ダメな死に方は自殺。
自ら自分の命を絶つ
それは1番ダメな死に方だ。
私は最後にヒーローになれた。
自分で信じている。
今まで助けてくれた皆さん。
本当に感謝しています。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。