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左手にはシャープペン。
目線の先には付箋だらけのノート。
そして、積まれた参考書。
ダメだ、話にならない。←
今私の隣で悶絶してるのが
みちながのお2人。
そりゃね、課題だもんね
けれどうるさすぎて
2人ともヘッドフォンしてます。
うわぁ、歴史、ここなんだっけ。
たいちぇに聞くべきなのは分かってる。
だけどあの人今
頭イッちゃってるからやめとこう。←
私はみっちーのヘッドフォンを掴み、
少し聞こえる程度に隙間を開けた。
耳に近すぎたのか
私の小声にびっくりして
めちゃめちゃ耳赤なってるみっちー。
可愛いねぇ、うん。かわいい。←
なぎゃおは爆睡してましたので
雑学目覚ましで起こしたりました。笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。