工場 奥
私は、叫びながら行った
もしかしたら誰か生きてて返事してくれるかもしれないから
すると、奥から、1人の男性が足をひきずって歩いてきた
男性 はい
私は…
この奥に、あなたたちと同じような服を着た
男性とピンク色の服を着た女性が機材の
下敷きになっています!
私は大丈夫なので、あの方たちを助けて
ください!
嘘でしょ…
下敷きって…
私は、走り出していた
私1人の体じゃないのに…
まだ、耕作に伝えてないことたくさんあるのに…
嫌だよ…耕作だけ死ぬなんて嫌!
冴島さんだって、子供いるし、藤川先生も…
絶対に助けなきゃ
お願い!生きてて!2人とも!
私の目の先には、頭から血を流した耕作がいた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。