夢を見た。
部活終わりの下校中だろうか。
海沿いの通学路を、誰かと一緒に、いや、その人の方がちょっと先を歩いていた。
他愛もない話をしながら、談笑していた。
蝉の声がはたとやんで、
バックにつけてたキーホルダーがゆれて
その人はこう言った。
「ねえ、海寄ろうよ。」
色白で、小顔で、愛らしい顔の君は、
僕の、とっても大好きな笑顔でこう言ったんだ。
せっかちな君は、走って海へ向かっていく。
僕は追いかけようと思うけど、
体が動かない。
君は僕をおいて走っていく。
待ってよ。
僕をおいていかないでー。
僕に残ったのは、お構いなしに声を上げだす蝉だけだった。
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覚えているのはそこまでで、そのあとどうなったかは分からない。
気が付けば朝が来ていた。
もうこの夢を見るのは何回目だろうか。
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もうわかった人も多いんじゃないかと思います。
こんな感じの小説がしばらくつづくと思います。
どうか最後までお付き合いください…。
1日放置したら5人の方が見てくださいました!
主は初(嘘)小説なのですごくうれしいです!
さらに!
ハートをくれた方とお気に入り登録してくださった方がいました!
ありがとうぅぅぅぅ!
恩は忘れません!
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どうでもいいですが背景つけてみました。
こんな機能あるんだ…すげぇ…w
見にくかったら言ってください。直します。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。