第32話

耳飾りのまじない
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2019/12/20 04:01
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
大変です!!響華さんが…!!
時透無一郎
時透無一郎
…いなく、なった…?
不死川実弥
不死川実弥
どういう事だそれはぁ!!!
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
私にもさっぱりなんです…。
キビス
キビス
簡単な事だよ
キビス
キビス
耳飾りがないから非行に走る、四龍神を納める事ができるのはあの耳飾りがあるからだ。
キビス
キビス
その耳飾りが無くなった今、鬼と一緒に行動していることだろう
冨岡義勇
冨岡義勇
…どういう事だ、それは
父さん(氷龍)
父さん(氷龍)
鬼と化したか…。
キビス
キビス
!お頭!!
父さん(氷龍)
父さん(氷龍)
久しぶりだね、キビス。狐の民は元気かな
父さん(氷龍)
父さん(氷龍)
響華の父、龍の頭氷龍こと明城と申します
父さん(氷龍)
父さん(氷龍)
この度の娘の行動、私からお詫び申し上げます…。
あの耳飾りは私が死ぬ前残していった遺留品だったのです。あの耳飾りにはまじないがかけてあり、きょうの暴走を止めるものでした。
伊黒小芭内
伊黒小芭内
その暴走とはなんだ
父さん(氷龍)
父さん(氷龍)
龍と人類の間に生まれた子供は、血液が混同してしまい、遺伝子に異常な反応が起こり、どの龍よりも強く、暴走的な子に育ってしまう。
あの耳飾りを付けることで今まで押さえていたものが溢れだし、鬼と化す。
竈門炭次郎
竈門炭次郎
それじゃあ、響華は…!
父さん(氷龍)
父さん(氷龍)
あの子にはまだ希望がある
父さん(氷龍)
父さん(氷龍)
龍には鬼に対する耐性があり、鬼の毒を吐き出すことができる、あの子が鬼の血を吐き出してくれれば、きっと…。
キビス
キビス
…耳飾りが無い以上、暴走は収まらないがな。

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