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第2話

猫好きな私
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2021/03/15 17:01 更新
桜舞う4月、私吉原由梨はついにJKブランドを着飾る!待ちに待った女子高生、これからどんな事が起きるのかワクワクする。そんな事を思っていると目の前に大好きなあれが現れた!そのあれに向かって勢いよく走る。
「猫ちゃ~ん、よしよしよしよし」
そう、あれとは私が大好きな猫ちゃんなのだ。いつも猫ちゃんを見つけるなり撫でに行く。
「ちょっと由梨、またなの?入学式遅れるよー」
と少し呆れた喋り方で声をかけてきたのは小学校からの幼なじみ、鐘場智子(かねばともこ)。遅刻するとかいいながら今朝智子は寝坊して先に学校に向かった私を全速力で追いかけてきた所だ。なのに息切れひとつしない智子、小さい時から運動神経は抜群なのだ。
「あ、智子おはよ!朝から猫ちゃん撫でられるなんて最高だよね~」
「そんなに好きならさっさと猫飼えば?」
「前から言ってるでしょ、アパート住みだから猫ちゃん飼えないの!」
「はいはい、それより早く学校行くよ」
智子の言ってる通り入学式には遅れられない、悲しいけど猫ちゃんと別れるか。
「猫ちゃんバイバイ、また会おうね!」

入学式開会5分前
「ねぇ智子、緊張するね」
「そうねぇ、この独特の雰囲気慣れない」
「てかあんた猫の毛だらけじゃない!」
「あ~これ、さっきの猫ちゃんの毛だよ」
「せっかくのデビュー日からそんなに制服汚して」
「猫ちゃんが汚いみたいな言い方やめてよ」
「ごめんごめん、あ、入学式始まるよ」

「はぁ〜やっと終わった」
伸びをしつつ智子は吐き出すように言う。
「ねぇ智子!やっとみんなと話せるね!仲良くなれるかな~」
私はよりウキウキしていた。
「あんたなら間違いなく友達出来るでしょ、小中モテモテの絶世の美女吉原由梨なんだから」
「う〜ん美女でもないしモテモテだったわけでもないんじゃない?」
「この鈍感女が」
由梨には聞こえないように呟く。
小中と1年に30人から告白されているのにまったくモテている事に気付かない。
「え?なに?」
「あ、何でもないよアハハアハ」
「そっか!早くクラスのみんなと話したーい」
この後由梨は小中陰キャの冴えない男に恋をする事をまだ知らない。

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