第9話

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2018/08/30 00:28
私には無縁だと思っていたあの行為を終えて服を整えているとユンギ先輩が
ユンギ
お前教室戻れるか?
と急に聞いてきたので、当たり前ですと言いながらたとうとすると腰に激痛が走って思わず座り込んでしまった。
あなた

いった………

ユンギ
大丈夫か?
あなた

大丈夫です…
性交渉をしたあとってこんなに腰痛くなるんですね

ユンギ
お前性交渉って言い方やめろよ 笑
あなた

じゃあなんて言ったらいいんですか?

ユンギ
普通にS〇X
あなた

はっ破廉恥な!

ユンギ
あなた顔真っ赤 笑
そんな感じでユンギ先輩と楽しく(?)お話をしていると5時間目の終わるチャイムが鳴った。
あなた

あっそろそろ戻らないとですね

私はそう言って痛む腰にムチを打って教室に戻った。

5時間目 無断で休んでしまったからなにか聞かれるかなと思ったけど私は空気ちゃんだから誰にも何も聞かれなかった。むしろそう言えばいなかったね程度だった。

寂しいかと言われるともちろん寂しくない。だって16年間そうして生きてきたから。

だから今更寂しくなんてない……はず。
6時間目も終わってさあ帰ろうとすると女の子達に女子トイレに呼び出されてしまった。
女の子
あんたさぁちゃーんと忠告してあげたよね?
女の子
なのになんで生徒会室でご飯とか食べてんの?
女の子
まじウザイ。
そう言って思いっきりビンタされた。
何も言わずに俯くと、
女の子
空気ちゃんは空気らしくぼっち飯でもしてろよ。
女の子
何も言わない気?別にいいけど、
次 生徒会の人達に近づいたらもっと酷いことするからね?覚悟しなよ
そう言って女の子たちは去っていってしまった。

あなた

はぁ生徒会の人達に会わないように気をつけなきゃ…

私も痛いことは嫌だし無視されたり悪口言われるのは結構傷つく。
だから絶対会わないようにしようと決心して女子トイレを出た。

グク
あっあなた
早速会ってしまった。
周りを見るとさっきの女の子達もいたので顔を逸らして走って逃げた。

すると何故か分からないけどグク君も尋常じゃない早さで追いかけてくる。
あなた

なんで追いかけてくるですかー!

と聴くと
グク
おもしろそうだから
あなた

暇人かよ

なんて悪態を小声でつくとグク君に後ろから抱きしめられた
グク
今なんて言った?
あなた

イエナニモ

グク
ならばよし
あなた

てゆかもう逃げないんで離してください

グク
なに?緊張するの??
あなた

違います。

グク
嘘つけ。
心臓ばくばく言ってる
あなた

あーー!!もうなんでもいいんで離して

そう言って突き放して走った。

グク君も諦めたのかそれ以上は追いかけてこなかった。
そこからはいつも通り1人で通学路を歩いて帰った。
あなた

ただいま

おかえり!
お腹すいたでしょ?冷蔵庫に輸血パック置いてあるからいっぱい飲みなさい!
あなた

うん
いただきまーす

そう言って輸血パックの血を飲んだ。
いつもなら美味しいと思うし、いっぱい飲んでいたけどユンギ先輩の血があまりにも美味しかったから、輸血パックが美味しいと思えない。

あんたどうしたの?
全然飲んでないじゃない
あなた

あまりお腹すいてないみたい

そう?
じゃあまた飲める時に飲んでね
あなた

ありがと

輸血パックを冷蔵庫に戻して自分の部屋に戻った。
今日は特に濃い一日だったなぁ、とか思いながらベッドに寝転んでいるといつの間にか寝てしまっていた。

起きたのは7:00 出発は7:30 ちなみにお風呂も入ってない。

遅刻決定おつ。

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