私には無縁だと思っていたあの行為を終えて服を整えているとユンギ先輩が
と急に聞いてきたので、当たり前ですと言いながらたとうとすると腰に激痛が走って思わず座り込んでしまった。
そんな感じでユンギ先輩と楽しく(?)お話をしていると5時間目の終わるチャイムが鳴った。
私はそう言って痛む腰にムチを打って教室に戻った。
5時間目 無断で休んでしまったからなにか聞かれるかなと思ったけど私は空気ちゃんだから誰にも何も聞かれなかった。むしろそう言えばいなかったね程度だった。
寂しいかと言われるともちろん寂しくない。だって16年間そうして生きてきたから。
だから今更寂しくなんてない……はず。
6時間目も終わってさあ帰ろうとすると女の子達に女子トイレに呼び出されてしまった。
そう言って思いっきりビンタされた。
何も言わずに俯くと、
そう言って女の子たちは去っていってしまった。
私も痛いことは嫌だし無視されたり悪口言われるのは結構傷つく。
だから絶対会わないようにしようと決心して女子トイレを出た。
早速会ってしまった。
周りを見るとさっきの女の子達もいたので顔を逸らして走って逃げた。
すると何故か分からないけどグク君も尋常じゃない早さで追いかけてくる。
と聴くと
なんて悪態を小声でつくとグク君に後ろから抱きしめられた
そう言って突き放して走った。
グク君も諦めたのかそれ以上は追いかけてこなかった。
そこからはいつも通り1人で通学路を歩いて帰った。
そう言って輸血パックの血を飲んだ。
いつもなら美味しいと思うし、いっぱい飲んでいたけどユンギ先輩の血があまりにも美味しかったから、輸血パックが美味しいと思えない。
輸血パックを冷蔵庫に戻して自分の部屋に戻った。
今日は特に濃い一日だったなぁ、とか思いながらベッドに寝転んでいるといつの間にか寝てしまっていた。
起きたのは7:00 出発は7:30 ちなみにお風呂も入ってない。
遅刻決定おつ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!