第5話

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2018/08/18 03:17
放課後屋上に行こうか迷ったが、私は結局行かなかった。

屋上に行ったら何されるかわかんないし、どうせ私は空気だから見つかることもそうないと思ったからだ。

すると次の日、生徒会室に来るようにと言う放送が流れた。
私はなんで呼ばれたのか分からなかったが、放送で呼び出されたら逃げるわけには行かないので生徒会室に行った。


そこには昨日の男の人がいた。

ユンギ
よぉ昨日はどうも
男の人の私を見る目が異様に冷たくて怖くなって逃げようと扉に手をかけたが、後ろから抱き寄せられてそれも叶わなかった。
あなた

あの…何の用ですか??

ユンギ
約束を守らなかったやつにはお仕置きが必要かなと思ってな
あなた

昨日は用事があったので、

ユンギ
あそ。もう別にいいよ
てことで昨日の続きシよ?
あなた

いやっ!!

暴れてみるけど男の人はビクともしなかった。
そして抵抗も虚しくまた唇にキスをされた。
舌が私の口に入ってきて追いかけ回される。
腰元がゾワゾワして足がガクガクしてもう立っているのも辛かった。

すると男の人はそれを察したかのように
ユンギ
お前もう立ってられないんだろ?
そう言って生徒会室のソファに押し倒された。

私は恋人なんてできたことは無いのでこういう行為も初めてだ。
味わったことの無い感覚がいっぱい襲ってきて泣いてしまった。
あなた

こ…わい……

すると男の人はため息をついて私から離れた。
ユンギ
お前初めて?
うんうんと頷くと
ユンギ
今日だけは見逃してやる。
次会ったらそん時はヤるから覚悟しとけ
あなた

あの…あなたはなんで私なんかとそういうことをたいんですか?

ユンギ
ユンギだ。
この間のキスが気持ちよかったからそれだけだ
あなた

そういえば血美味しかったなぁ…

昨日のユンギ先輩の血の味を思い出して思わず声に出して言ってしまった。
はっと気づいて口を抑えた時にはもう遅くて
ユンギ
血が美味しい??
お前吸血鬼みたいだな
そう言われてビクッと反応してしまった。
あなた

ちっ違いますよ!

するとユンギ先輩は安全ピンで指をさした。
そこからは綺麗な血が流れた。
すっごく美味しそうな匂いが私を誘惑する。

朝ごはんを食べてない私にとってその匂いはあまりにもきつくて気づいたらユンギ先輩の指を舐めていた。
あなた

おいしい……

ユンギ先輩は驚いていたけど私はきにもしてられないくらい夢中で血が止まるまで舐めていた。
ユンギ先輩は私の頭を撫でながら
ユンギ
お前ほんとに吸血鬼なんだな
血を舐めてしまった以上もう言い訳もできなくてコクリと頷いた。
あなた

あの、誰にも言わないでください。何でもしますから

ユンギ
そうしてやりたいがそれはもう無理だぞ
あなた

えっ?

そう言うとユンギ先輩が
ユンギ
いつまでも覗き見してるんじゃねぇよ
とっとと出てこい。
すると6人の男の人たちがゾロゾロと入ってきた。
エッと驚いていると
ジン
ビックリさせてごめんね~
テテ
ユンギ先輩が女の子を生徒会室に呼び出すなんて初めてだからどんな子か気になったんだ!
あなた

えっと…どこからですか?

ジミン
全部見てたよ?
キスしてるところも……血を美味しそうに舐めているところも
終わった。

吸血鬼はバレたら引っ越さないといけない。
お母さんにどう説明しようかなと考えていると
ホソク
吸血鬼ってほんとにいたんだね!!!
グク
吸血鬼ってどんな感じなんですか?
テテ
あったしかに興味ある!!
教えてよ!!!
あなた

そっそれは…えっと

と困っているとメガネをかけた男の人が
ナムジュン
こら、ソンさんを困らせるんじゃない
あなた

あれ?なんで名前…知ってるんですか?

そう言えばなんでユンギ先輩も私の名前を知ってたんだろと思って聞くと
ナムジュン
僕は生徒会長で全校生の名前と顔は覚えてるんだ。残りの6人も生徒会だよ!
グク
俺とあんたは学年一緒
あなた

なるほどです、
凄いですね

テテ
そーれーよーり!!!吸血鬼に対して教えてよ!
なんとか話を誤魔化したくて
あなた

教える前に皆さんの名前を教えてほしいです。

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