あれから
私たちは今後について話し合った
……けど、わたしだけ分からないことがたくさんあった
来さんに聞いたけど、「夢を見ていないから」としか答えてくれない
…………あんまり理解ができない
話し合った後、未来の私は私の家で
未来の来さんは来さんの家で過ごすことになった
もちろん、未来の私たちの外出は厳禁
私と来さんは、極力今まで通りに過ごすように心がける
と言うことまでは決まった
その後の話は、明日になるそう
もしこれで、能力が消えるのであれば………
ちょっと希望を持ち、私は目を瞑った
〜夢の中〜
ここ………どこだろう
雲の中みたい
霧で周りが覆われてる………
私……さっき寝たよね?
じゃあ、夢の中……?
ぼそっとそんなことを呟く
すると、後ろから
と言う声がした
そこには、私がいた
さっきの私かな、
きっと、今の私ではない
こんなに気配消せない()
私が質問すると、一瞬考えてから
話してる中でちょいちょい出てきた初代って………
この人のことかな
初代さんは少し遠い位置だったので、少し近づいてくれた
そして、この世界の仕組み(8話参照)を教えてくれた
来さんにも話してないことっていうことは、初代の私はもう来さんにあったのだろうか…?
話さなかった
…………どれほど重要なことなのかな
私は少し身構えた
“呪い“
その言葉に背筋が凍った
生まれつき持っている呪いなのか
それとも、途中から呪われたのか
じゃあ、なぜ”一つ前の世界の私たち“がこの世界にいるのか
世界が作り替えられている
つまり、何度も世界が壊されている、ということ
もしひとつ前の世界が壊されているのなら
ひとつ前の世界の私たちは、存在できないはず
ちょっと切りますごめんなさい🙏
全てのデイリー49位ありがとうございます!
気がついたらめちゃくちゃ閲覧もお気に入りも増えててびっくりしましたw
本当にありがとうございます!!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。