第11話

十一
193
2022/09/06 01:24
あれから

私たちは今後について話し合った

……けど、わたしだけ分からないことがたくさんあった

来さんに聞いたけど、「夢を見ていないから」としか答えてくれない

…………あんまり理解ができない

話し合った後、未来の私は私の家で

未来の来さんは来さんの家で過ごすことになった

もちろん、未来の私たちの外出は厳禁

私と来さんは、極力今まで通りに過ごすように心がける

と言うことまでは決まった

その後の話は、明日になるそう

もしこれで、能力が消えるのであれば………

ちょっと希望を持ち、私は目を瞑った










〜夢の中〜
木崎 可子
ぁれ………?
ここ………どこだろう

雲の中みたい

霧で周りが覆われてる………

私……さっき寝たよね?

じゃあ、夢の中……?
木崎 可子
怖くない夢………久々かも、

ぼそっとそんなことを呟く

すると、後ろから
木崎 可子(初代?)
そうね、今までずっと怖い世界にいたものね
と言う声がした
木崎 可子
うわぁ?!?!

そこには、私がいた

さっきの私かな、

きっと、今の私ではない

こんなに気配消せない()
木崎 可子
あの………未来の私ですか、?
木崎 可子(初代?)
んー………

私が質問すると、一瞬考えてから
木崎 可子(初代?)
半分正解で半分不正解………かな?
木崎 可子(初代?)
私はこのループを始めた人
木崎 可子(初代?)
簡単いいえば初代かな

話してる中でちょいちょい出てきた初代って………

この人のことかな
木崎 可子
私に何か……?
木崎 可子(初代?)
うん………色々話したいなって

初代さんは少し遠い位置だったので、少し近づいてくれた

そして、この世界の仕組み(8話参照)を教えてくれた
木崎 可子(初代?)
………この世界の“表面上の”仕組みはこんな感じ
木崎 可子(初代?)
さて、ここからは来くんも知らないことだよ
木崎 可子
来さんにも話してないこと……?

来さんにも話してないことっていうことは、初代の私はもう来さんにあったのだろうか…?
木崎 可子(初代?)
来くんにあったわけではないよ
木崎 可子(初代?)
今までの来くんは、みんな詳しくは知らない
木崎 可子(初代?)
詳しく話さなかったから
木崎 可子(初代?)
もちろん、今の来くんも

話さなかった

…………どれほど重要なことなのかな

私は少し身構えた
木崎 可子(初代?)
簡単に言っちゃえば、私の、私たちの能力の話
木崎 可子(初代?)
私たちの能力は、いわゆる呪い
木崎 可子(初代?)
ほとんど100%の確率で、切り離すことができない呪いなの

“呪い“

その言葉に背筋が凍った

生まれつき持っている呪いなのか

それとも、途中から呪われたのか
木崎 可子(初代?)
私たちは初代ではないって言ったよね
木崎 可子(初代?)
ループの始まりではあるけど
木崎 可子(初代?)
つまり、私たちの一つ前の世界が一番最初の世界
木崎 可子(初代?)
その世界の私が原因で、世界が何度も作り替えられている

じゃあ、なぜ”一つ前の世界の私たち“がこの世界にいるのか

世界が作り替えられている

つまり、何度も世界が壊されている、ということ

もしひとつ前の世界が壊されているのなら

ひとつ前の世界の私たちは、存在できないはず
木崎 可子(初代?)
なぜ一つ前の世界から私たちが来れるのか
木崎 可子(初代?)
それはまあ………簡単に言ってしまえば
木崎 可子(初代?)
世界が崩れる時に生じる時空の歪みを利用してるって言えばいいのかな
ちょっと切りますごめんなさい🙏
全てのデイリー49位ありがとうございます!
気がついたらめちゃくちゃ閲覧もお気に入りも増えててびっくりしましたw
本当にありがとうございます!!!

プリ小説オーディオドラマ