嘔吐表現注意
ただひたすらに吐き続ける今の私
私も見るのは怖かったけど、ここまでとは……
正直予想以上に弱い子だった
別に、だから無理とかは全く考えてない
優しいから弱いんだ
たくさんの真っ黒い過去に触れて
同情、ではないけど、ひどく心は痛むものだ
私だってもちろん、心は痛んだ
でも、気にしないように必死だった
この子は優しい
だからこそ、この世界を救ってくれると信じてるんだ
吐ききって体力を使い切ったせいか
ヨロヨロと歩いていた
支えてあげて、うがいをした後、トイレから出る
出てすぐ、今の来くんと来くんがいた
今の来くんに今の私を任せた
多分この世界のわたしたちも付き合うんだろうなぁ
なんて思いながら、二人を眺めていると
と聞かれた
あ、これも言ってなかった(忘れすぎ)
そういえばそうだったな……
なんだか、懐かしいな
そういえば、2人ともまださん付けだったんだ
なんか距離感じるな……
困惑気味の二人
半ば強制だけど、仲良くなってもらうには仕方がない
ということで、今から私たちは原則タメということになりました。
忘れてた………🥺
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。