朝食を食べ終わり
僕たちは今の可子さんのところへ向かっている
未来の可子さんと家はおそらく同じだろうから、
とりあえずそこに行ってみよう!という話になった
………………のだが、
2人も同じ人がいるとかおかしいので
未来の2人にはフード&サングラス&マスクしてもらってます
んまあ、しょうがないか………
ピーンポーン………
僕がピンポンを押すと
とすぐに出てきた
そうだよなそりゃビビるわな
昨日初めて会って家の場所知らないはずなのに
なんで家にいるんだろうって思うよな
ていうか不審者だよね((((
フードとか諸々取った瞬間
今の可子さんは目をまん丸にした
目をぱちぱちさせてる
だろうな
心の中で呟く
とりあえず可子さんの家に入れてもらい、事情を説明することにした
まあ一瞬じゃ飲み込めないだろ
僕も無理だったし
……………ていうか
あの夢を見たのは僕だけなのだろうか
可子さんも見たかな
…………いや、可子さんは今日初めて未来の僕たちにあったんだ
見るならおそらく今日の夜だろうな
おいおい意思疎通できてるじゃんカップルかよ
ん、え、今なんて言った?
え、じゃあ今の俺も可子さんと付き合う運命……?!
え、え、え、まじかどうしよう
デイリー4位ありがとうございます……!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!