第16話

# 不安
1,459
2018/08/17 12:15

あれからユンギさんの様子がおかしい


ご飯は食べに来るけどいつもすぐ帰っちゃうし


前は食べ終わった後テレビ見たりとかしてたのにな



ちょっと寂しい













そんなことを思いながら




料理をテーブルに並べて私は椅子に座る


今日はちょっと遅いのかな










もしかしたら今日は来ないのかも


不安になって私は髪の毛を触る




もしかしてこの前飲みすぎてうざいって思われたかも











どうしよう




暗い気持ちで ぎゅっ と髪の毛を握る











ユンギ
ユンギ
ごめん遅くなった

息を切らして入ってきたユンギさん

私は安心して涙が出そうになる





ユンギ
ユンギ
ど、した?

私が泣きそうなのを見てか




ユンギさんが動揺してるのが分かる



わ、たし…


ユンギさんにっ、嫌われたと思って…
ユンギ
ユンギ
はあ?
ユンギ
ユンギ
なんでだよ


ユンギさん最近冷たいからっ…


もうご飯食べに来ないかもって思って…


ついに私の目から涙が溢れる

ユンギ
ユンギ
あーもう泣くなよ


頭の後ろに手を置かれたと思ったら

ユンギさんの胸に引っ張られる



…ユ、ユンギさんんん
ユンギ
ユンギ
うるさ、w


そう笑うけど 優しく頭を撫でてくれて

私はユンギさんの胸に顔を埋める





ユンギ
ユンギ
嫌ってなんかねえから


こくっ と私は頷く


ユンギ
ユンギ
むしろ…


むしろ?


ユンギ
ユンギ
なんでもない


言ってくださいよ!


顔を ばっ と上げる



見えたのは笑ってるユンギさんの顔





ユンギ
ユンギ
よし、もう元気出ただろ?


“ 腹減った〜 ”



そう言って椅子に座るユンギさん

今日は沢山美味しいって褒めてくれるユンギさんだった













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