第20話

# 翌朝
1,408
2018/08/19 11:27


ん〜っ





目が覚めて時計を見ると





10:15















熱下がったかも





そう思っておでこに手を伸ばす




うん 熱くない








すーすー と寝息が聞こえて横を見ると

ユンギさん…?

あれ、帰ったんじゃないの?







目元をよく見るとクマが

遅くまで付いててくれたのかな

私はユンギさんの髪の毛を触る










ちょっと傷んでいて




でもさらさらで




しばらくの間私はユンギさんの髪の毛を触る



ありがとうございます

小さくそう呟く












ユンギ
ユンギ
ん…?


あ、起きた?




様子を伺っていると




“ ふぁ ”



ってあくびをしながら伸びをするユンギさん






ユンギ
ユンギ
っはよ…


おはようございます

眠そうに目を擦っててなんかちょっと笑っちゃう


ユンギ
ユンギ
熱下がったのか?


はい!


もう元気です

“ そっか ”



って呟いて頭を優しく撫でてくれる

ユンギ
ユンギ
今日も仕事休めよ


え、
ユンギ
ユンギ
え じゃねーよ
ユンギ
ユンギ
今日まで安静にしとけ

びしっ と言われて私は首を縦に振ることしかできない




熱を測ると平熱に戻っていた





それを見てユンギさんが立ち上がる













そっか、ユンギさん帰っちゃうよね




1人ってやっぱり寂しいな




そう思ってユンギさんの背中を見つめる




ユンギ
ユンギ
…すぐ帰ってくるから


え?


私の心を見透かしてか




背中を向けたまま私に話しかけてくる


ユンギ
ユンギ
今日は俺も休みだから
ユンギ
ユンギ
な?

そう言って私の顔を覗く



ほんとですか?

“ ん、 ”




って頷くユンギさん


んふふ 嬉しいっ




今日はユンギさんとまったりした日を過ごした













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