第11話

10話
87
2022/05/02 23:22
アレから、友達と別れ。
奏と、水月の2人で家の方向へ歩いていた。

一言も、喋らずに。
沈黙の中、奏が口をひらく。
水月?
怒ってんの。
オレが、アメリカ行くって言わなかったから。
水月
…別に。
怒ってない……と思う…
オレは、奏と親友だと思ってたから。
オレだけには……言ってほしかった。
ゴメンな。
言わなきゃって、思ってだけど。

何か、言えなくて。
話しながら歩いて居ると。
2人が分かれる、道に着いた。
水月
じゃっ。
こっちだからさ。
行こうとした水月の腕を。
奏が、つかむ。
水月
な、何?
キスしていい?

ダメ?。
水月
……ダメじゃない。
奏は、腕を引いて。
誰にも見られないように、路地の影に行く。
水月…
2人は、夢中でキスをする。
水月
クチュ…アッ
ありがと。
おやすみ。帰り気お付けてな。
水月
うん。
それから、3ヶ月。
毎週の様に、していたセックスを1度もしなかった。

奏の、アメリカに行くための支度が忙しく。

慌ただしい3ヶ月が過ぎ、
高校の、卒業式をむかえ。

1週間後。
奏が、アメリカに行く日が来た。


空港に、奏の両親。水月、水月の両親が見送りに来た。
水月母
奏君。
向こうでも、がんばってね。
ありがとうございます。
飛行機に乗る。時間がせまる。

その時。
親父。
ちょっと、トイレ行ってくる。
水月も行くでしょ?
ネ?
水月
エッ。
あ…あぁ。
ちょっと、行ってくる。。
2人は、トイレにつく。
水月
何か話し?
奏は、水月の腕を引いて。
個室に入り。

キスをする。

そして、唇を離す。
電話するから。
でてね。
水月
うん…。
そして。
奏は、アメリカヘ旅立った。

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