第12話

11話
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2022/05/04 02:07
奏が、アメリカヘ行って。
1週間がたとうとしていた。


水月の部屋。

土曜日の夜。
水月
(何だよ。アイツ電話するとか言ったくせに。)
そう、思って居ると。
電話が鳴る。


奏からだった。
水月
もしもし。
奏?
もしもし。
ゴメンな、こっちに来てからバタバタしてて。
たった1週間奏の声を聞けなかっただけなのに。
久しぶりの、声が嬉しかった。


それから。 
毎週土曜の夜。
奏は、水月に電話をかけて来る様になった。


それから、何回めかの電話。
水月
へー、
そうなんだー。

(いつもの様に話しているだけだった。
なのに。
電話から聞こえる、奏の声に耳が熱くなって来る。

そして、ソレは身体中に広がって行った。

その、熱は1か所に集中する)
水月の手は、自分の下半身に辿り着く。

奏の声を聞きながら、手を動かして行く。
水月
ンッ。ハァッ
どうした?
急に、何か苦しそうだけど。
水月
エッ。
うぅん、何でも…ないよ。
水月の身体は、どんどん興奮して行く。
じゃあまたな、おやすみ。
水月
うん…おやすみ。
水月は、まだ耳に残る奏の声を思い出しながら。

自分の物を、擦って行く。
そして、絶頂をむかえ。
腰を、痙攣させながらイッタ。
水月
カッかな…で…

(どうしたんだよ…オレ…こんな)

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